朝から獣肉のブロックを ぶっとい包丁で切断している。 鰹節にかび菌をつけ、 それをけずって出汁をとる文化が 日本人の暮らしであり、 朝の味噌汁とすれば、 これは絶対ちがう感性やろ。 「マルガリッツァ」 ハンガリー産の豚肉
カテゴリー: セサミ日記
六月は『蛍火幽席』でお待ちしております。
世沙弥、六月は『蛍火幽席』を ご用意してお待ちしております。 もう少しすると、ほおほおほおたる来い。 詩歌にも多く登場します。 ・じゃんけんで負けて蛍に生まれたの : 池田澄子 ・・蛍籠昏ければ揺り炎えたたす :
「もの」という日本語の文脈
「もの派」は物ではなく物との「出会い」。 椹木 野衣の分析は美術に限定せず、 和歌の世界に通底する日本人の幽玄美学を ひっぱりだして鋭い。 「もの派」の「もの」は平仮名の「もの」。 日本語の文脈にひきつけて言えば、 「も
アブサンであそぼう
レシピのいたずらというか遊びの一滴で 料理の表情がかわります。 ◆豚スペアリブの煮込み >>ペルノー酒。 薬草系リキュールで、きのう成城石井の棚みたら、 アブサン、リカールがありました。 ◆鳥レバー炒め >>フランボワー
『バード』と『バスキア』
クリント・イーストウッドがチャーリー・パーカーをどう撮ったのか。 『バード』をやっと観た。 34歳で麻薬とアルコールで死んだ黒人ミュージシャン。 映画は1988年の制作。(死んだのは1955年) この年に27歳で死んだの
礼二の良さ、もっとだしたれ
漫才の中川家。 兄弟似てへんとこがええ味してます。 千里万里。 いまも変われへん。淡路島生まれやけど まるまる大阪人。 いとしこいし、はんじけんじ、まえだまえだ、やすよともこ。 血ぃひっぱって生きていくのはつらいなぁ。
雌鹿の眼がキャバレーのお姐ちゃん
朝9時携帯がなる。 「倉敷にいるんだけど横浜かえる途中、 大阪通過するから寄っていいかなぁ」 北九州でグループ展。 横浜で個展の最中。 小倉からすでに1週間、地方地方の 友人の家で泊まっての大阪。 うれしいねぇ。 こうい
歌仙八巻目、蕎麦屋で反省会四軒目
怪斗氏と連続歌仙を巻いています。 両吟ですが、怪斗氏のアイデアで なりすまし四人に、ときに六人に 連衆がふえたりもします。 歌仙、連句を巻くのは、俳人より歌人に多い。 俳句は発句。句一つが立っていないといけない。 歌仙で
北米で純粋培養されるフランス文化
「セックス依存症だった私へ」 カナダの女性監督、リン・シャルボア。 原題は「BORDERLINE」。 ヌーヴォロマンのごとく、心理描写の流れも 丁寧に襞ひだを指で繊細になぞっていく。 おんなたちのトラウマも人間の尊厳にふ
お嬢吉三の反転、三転、どんでん返し
『白波五人男』の弁天小僧と 『三人吉三』のお嬢吉三。 小林恭二『悪への招待状』での分析が 的を得ています。 弁天小僧:男が女装して悪事をする。 >>バレたら男に戻るだけで、淫靡な感じはない。 お嬢吉三:女形が男役の設定で