『灼熱の魂』。 監督は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ。 12分の短編『華麗なる晩餐』で しびれてしまったケベックの若い映画作家。 この作品を観る機会をずっと待ち焦がれていました。 人間の本能に興味をしぼっています。 今回は、憎悪
カテゴリー: セサミ日記
うなぎ、<絶滅危惧種>指定
うなぎの高騰がつづいている。 きょう13日には、<絶滅危惧種>に晴れて認定されたようです。 「最後の晩餐は?」 「辛口の酒を口にふくんで、 山葵を鮫皮でおろしながら待って食う鰻の白焼」 こう答える用意をしているわたくしめ
悪あることをまる呑みに
・群れをりて朗らかなりし少女らはひとかたまりの拒絶のような 2012年現在の少女群像をまのあたりに、なまなましく。 服部文子「In this place ここで」の歌集には、 社会現象を、眼球をむきだしでみひらいて 真向
塚本青史の『煬帝』で一献
塚本青史さんが『煬帝』で 歴史時代作家クラブ「作品賞」受賞。 ごくごく内輪のざっくばらんな仲間だけの <青史にこれから30年書き続けよと叱咤する呑み会> うちの息子が青史の小説の大ファン、 という二世代愛読者がいたり、
「女芸人キャバレーナイト」
食友であり学友でもあるけったいな女医さんがいます。 ジャズダンスも和太鼓もレッスンをつづけて、 ときどき素人舞台にも立ってはります。 そのひとがおもしろいもんと誘ってくれたのが 「女芸人キャバレーナイト」 月一回、女芸人
宇宙のはじまりは蜘蛛の巣の露
ビッグ・バン。 宇宙の誕生。 蜘蛛の巣城、いやいや<クモの巣状>。 宇宙は繊維状に集まって、幾何学的な形状は まさに蜘蛛の巣と似ている、という研究があります。 夜明け、うすむらさきに明るんだ頃 蜘蛛の巣についた朝露。 ま
富士山を輪切りにしたら
富士山の五合目から上を輪切りにしたら、 50軒もないぐらい高い土地にある工房をたずねました。 タイム氏は木彫もする。 富士山麓の材木が乾燥を待ってゴロゴロ。 365日独り暮らしの生活圏でもある。 建築資材の安いコンパネと
『ブリキの太鼓』 ディレクター カット版
『ブリキの太鼓』 ディレクター カット版。 以前観ている劇場カット版の細部はもう忘れていますので、 えらそうなことはいえませんが、 最初の奇妙なテイストと衝撃鮮度に加え、 さらに30分延長の監督のサビが味わえます。 浜辺
騎士道と武士道
4年単位でフェンシングの太田雄貴のオーラを 感じるのはうれしい。 フェンシングといえば騎士道。 マイナー系でも道がつくところが 大和ごころをくすぐる。 武士道。 死語ですねぇ。 武士道で日本人の精神性を欧米に紹介したのは
陶磁器で李朝の表示は使こたらあきません
ババリアの狂王か暴君ネロぐらいとんでしもたら それはそれでお値打ちですが、 お隣の勘違いの鼠大統領には困ったもんです。 中之島の東洋陶磁美術館のは、朝鮮半島の すばらしい工芸作品のコレクションがあります。 林屋晴三さんの