カテゴリー: セサミ日記

立花隆の実践読書術。ノートをとりながら１冊読む間に ５冊の類書を読める。自分の水準にあわない本は読みさ しでもやめろ。付録に＜セックスの神秘を探る十冊＞。 このあたりは教養のレベルが適合するので、すぐ読もう。 立花隆　佐

”中将”をじっくりとみた。中年の男面。存在そのもの の哀しみが眉に潜む。能面とは古来、型通りの寸分違わ ぬ顔を打つのではないか？打つ者に魂の陰翳があり、ま た観る者に心の転変がある。今宵、業平と話しがしたい。 増田豊春　

現代美術でストンとはいれば昂奮。わかろうとして言葉 に翻訳し始めたら、さっさと縁のなかった事に。名和晃 平のビーズ作品は縁のない方。ところが近所のギャラリ ーに気になるドローイングがあり、後で名和作品と判明。 （名和晃平

「半七さん？」。いきなりはいる。「おや竹じゃねえか」。 ”ねずみ穴”でもいきなりはいる。ズームアップで導入 を決める。人物がくっきり浮かぶ。談春は演出家意識を 鮮明に打ち出しいつも覚悟の坐った男の色気を発散する。 『第十

著者は＜夢の遊眠社＞で野田秀樹らと仲間だった経歴。 伝統的な和歌を＜演技＞というキーワードで分析する。 恋人の心変わりが恨めしい。そんな和歌は何十万首と詠 まれ、目新しさはない。だけどそれぞれの演じ方が違う。 『和歌とは

朝から酒屋で立ち飲み。北九州地区で日本を支えた鉄鋼 産業の三交代制。労働者が夜勤明けに自宅に戻って寝る 前に一杯ひっかける名残。つまみがもの足らん。大阪新 世界なら＜酒＋貝汁＋冷奴＞の仰天モーニングサービス。 （角打ちの

名店はカウンターの客に緊張させはしない。年季のはい ったご主人のにぎりは、魚をどうおいしく食べるかの一 仕事あり。しかし創作鮨という情けない言い方はふさわ しくない。ひかりものと白身の２カンで胡麻のあしらい。 鮨　『もり

２２軒のゴマ。６人の審査員が色目・粒・選別で評価。 ８月には莢の太りの評価済み。総合点で３名を表彰。こ こ＜夢市場＞にはＩターン農家や都会からの若い農業研 修生も。農業で夢を語る現場に居合わせる喜びウルウル。 ８／２７　

小鳥の囀りはモールアルトを聴くように軽やかに光りあ ふれる。ところがそれは＜バード・フラジオレット＞と いう縦笛で訓練し、いい声に調教するものと知って驚き。 能面師、増田豊春は余技に笛造り。貌は能面、心は小鳥。 （リコー

巡礼ブームや仏像鑑賞マニュアル本の氾濫にはいささか のとまどい。観光ツアーの軽薄さはまだしも、悟りや人 生訓を垂れる傲慢やそれを有り難がる偽善厚顔は御免蒙 る。人間には崇高なものへの尊敬の念がある。それが神？ 辻井喬　『