車谷長吉は捨て身。嫌なとこついてくる業(ごう)のお もろさ。西行を「死後のことだけを考えて生きた普遍の 人」と評価しながら、「荘園の上にふんぞり返って、私 は世捨て人だと言うていた」と書かないと気がすまない。 車谷長吉
カテゴリー: セサミ日記
人間は体の水分を1日2.5リットル入れ替える
毎日1.8リットルのペットボトルの水を飲む。<やせ 茶王>もがぶ飲みするのでおおよそ3リットルは入れ替 わってるかな。緑茶ボトルは飲まないので味の比較はで きないが、福寿園がどんなお茶屋だったのかは興味あり。 『なぜ、伊
器ギャラリーは曲者ぞろい
『桜会』で飲む予定。時間つぶしに『巷談舎』にふらり。 骨太で風合いのある作品。プロの料理人に顧客が多い。 窯場から引き取った器はすでに作家のものやない。私の 眼を通して展示する時点で私の作品だ、というプライド。 (巷談舎
『先端で、さすわさされるわそらええわ』
川上未映子はタイトルだけでポエジー。『わたくし率イ ン歯ー、または世界』『そら頭はでかいです、世界がす こんと入ります』。野坂昭如『エロ事師』『骨餓身峠死 人葛』を連想。新作『ヘヴン』は詩的大阪弁と違う食感。 (川上未映
禅修業ずりだしうどんで満腹に
道元『典座教訓』。わかりやすい食事係の心得。光雲寺 で禅体験をした時、昼食は<ずりだしうどん>。大盥に 大量のうどん、それを豪快に音をたて食いまくる。無の 状態で呑み込む音だけが驟雨のごとく、シュールな時間。 道元禅師
ロマンポルノはるかに遠く
『色情めす市場』のタイトルで芹明香より田中登監督の 顔を思い出す。宣伝部のデスクにきて、ラーメン食うお 金もないよ。細い目が笑ってた。現場はいつも熱かった。 あの頃日活撮影所で吸った空気はとおに吐き終わったが。 『ロマン
絶景の会長室のいぼむしり/山口奉子
角川春樹主宰『河』。魔王に魅せられて会員の作風変貌 する様は塚本邦雄『玲瓏』に酷似。ユーモア資質の山口 奉子。「花冷の舌で虫歯を探しけり」「にんげんをやめ てプールを折り返す」。休暇4日目、カリスマ春樹1冊。 『叛逆の十
「チョンガーは冬の季語です」
野坂さん、久しぶりの本は歌仙。脳梗塞で倒れて脳トレ 中。芭蕉さんや丸谷さんのお手本歌仙よりこっちの方が <ほな1回やってみよか>となる。暑なって脳細胞腐っ とるお盆2日目、俳句の本1冊で歯目魔羅衰え防止対策。 『ひとり連
”Brevity is the soul of wit”
『ハムレット』にあるせりふ”短いということがウィッ トの精神”。俳句はウィット。時間的にいいかえれば速 さ。「三時間かかって短いものを書いたって、それは長 いのと同じ」。お盆休み1日目、俳句の本2冊すずしく。 『俳句とは
<性器>ではなく<性欲>を表現する言葉をさがして
<ごま若葉>成分に関して大学研究室から貴重な成果が 得られた。精力効果をもつ成分である。学会発表後の営 業展開でどのような製品ネーミングがいいか。男性機能 維持の話題はモロ下卑てまう。うん、せやからおもろい。 荒川洋治『