悪ガキがスラム街を走り回るカットの積み重ねは『仁義 なき戦い』の深作の復活。ラストのおきまりダンスシー ンも能の橋がかりからエンドに向かう儀式を思わせて見 事。ラブストーリーが今時これだけお粗末くんも珍しい。 (映画)h
カテゴリー: セサミ日記
『塚本邦雄の青春』楠見朋彦
芸術作品を私生活から読み解くことの愚かさを毒舌早口 で塚本は語っていた。楠見は<評伝>ではない、ときち んと断っている。父の存在である近江商人への反発と戦 時下軍国主義への嫌悪が塚本美学のエネルギーであった。 (著作への
大阪焼酎でっせ2009
大阪の割烹、居酒屋の若手オーナーの組織が主体。焼酎 の蔵元30が参加の会で、昨年から<大阪的ええもん> というブースができて伝統工芸や食材の店も出店。その お声が和田萬にもかかりました。ごますり実演即売予定。 (当日の案
「金持ちのまま死ぬのは恥だ」
佐和隆光氏のコラム。自己利益を最大化することを唯一 の目標にすえる経済人は愚か者であるとして、鉄鋼王カ ーネギーの名言を紹介。ビジネスは金銭欲を満たすため にではなく、ビジネスそのものを楽しむためにする行為。 (佐和隆光
福来(ふっくら)ふりかけ 大好評
阪急催事での実演<福来ふりかけ>が大好評。すりたて の金ごまに生タイプのかりかり小梅、ちりめんなどを配 合。わだまんの胡麻は旨味を引き出しながらふっくらと 煎りあげるのが特徴。ふっくらは、福が来る幸せの胡麻。 (福来ふり
タクシーのおまけで<メタボ対策>
ティッシュはよくあるが<メタボ対策>といって渡され た。サプリの宣伝?開けてみると小型メジャー。ウェス トを測って腹のでっぱり注意の意図らしい。CMが探偵 会社というのもなんだかおかしい。無意識に測っていた。  
これはこれはとばかり花の吉野山/貞室
やはらかに人分行や勝相撲/几董。『国民的俳句百選』 の帯は<詠めば日本がよくわかる>。江戸俳句が並ぶと ゆったりとした生活時間の流れとユーモアが漂ってくる、 桜に相撲に反応する江戸感覚をうれしがるのは老人症状? 長谷川櫂
西行、俊成の真贋がわかる
<炭素14法>で年代測定。2000年前の古文書で誤 差は20年。今までは筆跡に頼るしかなかった。直筆か 後世筆写されたものか。そこにもいろんな人間ドラマが。 時間のフィルターでものを見つめなおすと世界が変わる。 (炭素1
連句の座この世の花を惜しみつつ
京都某所で薄茶をいただいたらやたら量が多い。すると 案内の京都妖怪が「京都人は家庭でも普段からおうすを 飲む。だから大切な客人には歓待の意を込めて量を多く する」。この後連衆四人で歌仙を巻く。京都も名残の桜。  
取りばしの<渡し箸>はマナー違反かな?
<逆さばし>はマナー違反。取りばしをもらえばいい。 ここまではわかるが、その取りばしを<渡しばし>にす るのはよくないと日経コラムにあった。大皿の場合には 「こちら取り終えましたから次どうぞ」で正しいのでは? (日経:大