~~利行のタッチは ひょろひょろしてるようでひょろひょろでなく、 へなへなのようでへなへなでなく、 形はでたらめのようででたらめでなく、 利行独得の澄んだリズムを持ち、 妖しく美しいフォルムになっている。~~ 洲之内徹さ
カテゴリー: アート周辺
当代楽吉左衛門の、赤楽から焼貫まで
楽さんのお茶碗を見に行きました。 京都に楽美術館があります。 こちらは1978年に、楽14代覚入さんが創られたもので、 楽家450年、初代長次郎から歴代の名品茶碗をみることができます。 今回いってきたのは、滋賀県守山に1
野見山暁治エッセイの筆さばき
『ユリイカ』 最近は、俳句の世界に気持いい波風をおこした 特集がありました。 ある人の机の上に、8月号『野見山暁治-絵とことば』 がおいてあります。 なかのエッセイに<二枚の手>。 ・・・手だけの絵を今までに二枚描いてい
ジュリアーノ・ヴァンジの顔、顔、顔
ジュリアーノ・ヴァンジ やっと念願の立体に到着。 沼津の<ヴァンジ彫刻庭園美術館>。 イタリアの具象彫刻です。 素材もテーマもいろいろ。 この広々とした丘に空間と対峙し、また 空間をすりぬけ、いろんな人間の表情をみせてく
ボルタンスキー。ボルタンスキー。
メメント・モリ。 mement mori 死をおもえ。 ラテン語の宗教色のつよいフレーズは なかなかすっきりと、はいってきません。 かって藤原新也の本のタイトルにもありました。 「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」 死体
本橋成一写真展 『屠場』
本橋成一『屠場』~~ニコンサロンで写真展。 大阪、松原の屠殺場30年の記録です。 <死とエロス>の思想家といえるバタイユ。 「屠場は宗教の次元に属する。 現代のヒンズー教についてもいえることだが、 古代の寺院は、神に嘆願
ピサロより谷川晃一
『ピサロ展』が5万人超えたって。 それやったら、500メートル手前でやってる 『ニャンニャンカーニバル たにかわ・こういち絵本原画展』 ついでにみたら、よっぽどこころが解放されるよ。 ピサロより谷川晃一。 色、線、かたち
ベーコンの三連祭壇画
フランシス・ベーコン。 このかがやける醜悪の画家に トリップティックが多い。 横並び三連作のことです。 祭壇画で正面と左右、蝶番で パタンパタンと折りたたむシステム。 六曲三双の屏風みたいなものですね。 四季の変奏、風神
森村泰昌がキューピーをつくったら
「梅原猛と10人のアーティスト」 森村泰昌さんが新作立体で キューピッドの石膏。 かわいいキューピーに自分の顔をはめこんで・・・ <美術史への誘い>のシリーズです。 いくつかの仕掛けがあります。 ライブではセザンヌを立体
バンクシーの監督作品2本連続
バンクシーの監督映画を2本。 『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』 『バンクシーの世界お騒がせ人物図鑑』 これだけビッグネームになって、いまだに覆面。 落書きグラフィックのくくりでも バスキア、キースヘリングとコン