1・31 蜜柑使うてラグビーを教わりぬ : 曽根主水 〜〜天神さんでも合掌ポーズ 1・30 目覚めては身の欲る真水一坏にわたしは人を殺しましたか : 黒瀬珂瀾 〜〜ふりむくな未来透視図蜘蛛の巣状
食句塾 季刊誌51号 合評会
食句塾 季刊誌51号 合評会 林子のエッセイ『クリークの野糞』 「クリークにうしろを向けて野糞かな 文学座の友田恭助の句である。」 この出だしから、一枚の葉書にかかれた俳句にまつわる エピソードの展開が小説以上におもしろ
苔は不思議な生命体である。
苔は不思議な生命体である。 植物だとおもいこんでいるが、シダ類などとは全くちがっている。 清流や古木にはえているときは、それとなく理解できるが、 都会の無機質なコンクリートに生えている場合、 生命を維持する構造が理解不能
『大阪の神さん仏さん』 釈徹宗 高島幸次
『大阪の神さん仏さん』 釈徹宗 高島幸次 大阪の聖地、祭り、宗教を自在に いちびって、おちょくって、おもろく、 わかりやすく語り合う対談。 上町台地を軸とした南北の「ヒコ性」 生駒と大阪湾を結ぶ「ヒメ性」 ヒコ:合理性、
『陸の果て、 自己への配慮』 遠藤水城
『陸の果て、 自己への配慮』 遠藤水城 目次として、 まえがき 一月六日 − 三月七日 あとがき 三月八日 青森の竜飛岬から福島の南相馬市までを歩く。 自分の足だけで、野宿が基本。 三月七日、立入監視の看板のある地点にた
らんたん歌仙 第7巻の打ち合わせ
らんたん歌仙 第7巻の打ち合わせ 2016年の1月から始めて連衆3人でまいてきたが、 今回は新規に雨雄さんを誘い込むことに。 それでは初顔合わせに新地の蕎麦屋さんへ。 雨雄さんに発句をまかせて、 2月4日の立春スタートが
【 タイム食句】02・21〜02・25
1・25 鯰打ちのめされ雪の積もるまま : 飯田哲弘 〜〜難民の眼に流氷ちぎれ 1・24 50mサランラップが唐突にをはりを迎へ心棒のこる : 小池光 〜〜どうみてもはじまりがないものがたり 1・23
『ハッピーアワー』と『悲しみの秘義』
『ハッピーアワー』 濱口竜介監督作品 5時間越え。休憩2回はさんで、なが〜〜い。 映画そのものが<演技とはなにか?>を挑発する仕掛け。 言葉で表せるものは本当なのか? 伝えたいことは言葉にできるのか? このテーマは、 若
『三輪』白式神神楽
天の岩戸の前で神々が踊ったダンスが神楽。 ダンスとくればすべての民族に共通するのは、 ドラムス。 小鼓、大鼓、太鼓、笛のリズムパートが誘い込んで まほろばの大地にワープする瞬間、 能舞台の空間に歪みが顕れる。 後シテは真
『清左衛門』の鯖寿司 <私の愛した棒寿司 〜その⑨>
<私の愛した棒寿司 〜その⑨> 1日目はみるだけ。 2日目から食べる。 3日目は喰い尽くす。 酢飯と鯖と昆布の三味一体。 時間たってもご飯大丈夫? 安心してください。 この竹皮は丁寧に茹でたもので、 その上に最初から包装