ひょんなことから出会った木工家の話がおもろい。退職 後念願の木工を始めて6年。素材を求めて毎年知床まで。 ことしはポプラの一枚板をゲットしべんがら漆の箪笥に。 満月の酒盛りには、チェンバロの音色がこぼれてきそう。 京都木
九月末決算 和田萬127年目に
企業としては期末の区切り。老舗とは100年の悠久た る時間の流れに1年のざらついた革新の層を重ねる作業。 ざらつきも10年でおだやかな古層になじんでゆく。国 産ゴマは5年で厚い層に育ってきた。次なる破壊と創造。 国産ゴマ
胡麻料理は究極の予防医療なんですね
医療は病人が医者にかかるもの。しかし現代病である生 活習慣病は当人が病気を自覚しない。そこで予防医療は 毎日の食事のアンチエイジング。身体をサビから防止す る抗酸化成分の摂取がポイント。胡麻からゴマリグナン。 胡麻料理『
「わたしは短歌村といふ風に従来言つて来た」
「村人同士はよく判ってゐるみたいだが、外からは余り 知られてゐない風習のうちに住む歌人たち。しかも、自 分たちは、その意識はうすいのである」。岡井隆の文章。 『守らざる約束をなす涼しさに突き崩しゆく焼牡蠣のパイ』。 黒瀬
20年に1度、新装開店の伊勢神宮
神殿から神宝まで新しく造りかえる行事は千年前から。 匠の技を伝承する意味でも凄いシステム。日本の工芸は 千年の伝統に一秒の革新を重ね時代にあった美を創出し てきた。神宝は寸分違わぬ再生だろうが悪戯心あるやも。 大阪歴史博
バブル大阪の悪霊どもは魔都上海を上回ったか?
バブル期の大阪。同和団体のドン、三和銀行幹部を主役 に暴力団、株屋、芸能人がサウナ、割烹、病院を裏舞台 にうごめいていた時代。それはほん昨日のこと。魑魅魍 魎の大阪ならば、こんな魅力的な都会はないはずやけど。 『同和と銀
立小便とは女性の屋外での排尿行為をいう
男の小便で便座にすわる率が30%にも、とTOTOが 発表。”立ちションは元来女の行為”とは井上章一の説。 屋外で坐ってしまうと尻が丸出しになるので立ったまま 前を衣装で隠しつつ、後ろ向きにション。尼さんで見た。 井上章一
海外へ<自分探しの旅>の発想はおかしい
外国でコミュニケーションもおぼつかない経験を通じて、 自分がなにものかわかるというのは勘違い。目的は自己 評価と外部評価の<ずれ>をリセットしたいだけのこと。 たいていうまくいかない。自己評価ほどあてにならない。 『下流
『タイキッチン パクチー』の不思議なご縁
丸太町にタイ大衆屋台が出現。女性オーナーは結婚後旦 那をおいてタイ留学のユニークな履歴。彼女の元勤務先 の上司と私は京都での遊び仲間。またこの旦那と私は仕 事で一緒に中国広州ゴマ畑をまわった間柄。京都は狭い。 『タイキッ
黄昏亭句会メンバー 15年ぶりの再会
京都の妖気漂う飲み屋に夜10時から朝まで句会。15 年の空白があった。再会のきっかけはメンバーの馬骨が 句集を出版。その俳句を書家がしたためた個展に集合。 男三人が禿げ隠しに剃り上げたツルツル頭で奇妙な一致。 『隕石集』