朝から獣肉のブロックを ぶっとい包丁で切断している。 鰹節にかび菌をつけ、 それをけずって出汁をとる文化が 日本人の暮らしであり、 朝の味噌汁とすれば、 これは絶対ちがう感性やろ。 「マルガリッツァ」 ハンガリー産の豚肉
六月は『蛍火幽席』でお待ちしております。
世沙弥、六月は『蛍火幽席』を ご用意してお待ちしております。 もう少しすると、ほおほおほおたる来い。 詩歌にも多く登場します。 ・じゃんけんで負けて蛍に生まれたの : 池田澄子 ・・蛍籠昏ければ揺り炎えたたす :
【タイム食句】 5・26~5・31
05/31 ・はつ夏の包丁羽根のごと使ふ : 山口優夢 ~~小指の爪に血がにじみだし 05/30 ・死のかたちさま
<聖地>にどっぷり、悪所もどっぷり
『日本の聖地ベスト100』 植島啓司 著。 新書のちょっと肩をぬいたエッセイ風。 ええんか、とおもてるうちに、この軽さがいけてくる。 ほんなら一回行ってみよかな。 最近よんだなかでは、 須田群司 『日本の聖なる石を訪ねて
「もの」という日本語の文脈
「もの派」は物ではなく物との「出会い」。 椹木 野衣の分析は美術に限定せず、 和歌の世界に通底する日本人の幽玄美学を ひっぱりだして鋭い。 「もの派」の「もの」は平仮名の「もの」。 日本語の文脈にひきつけて言えば、 「も
アブサンであそぼう
レシピのいたずらというか遊びの一滴で 料理の表情がかわります。 ◆豚スペアリブの煮込み >>ペルノー酒。 薬草系リキュールで、きのう成城石井の棚みたら、 アブサン、リカールがありました。 ◆鳥レバー炒め >>フランボワー
わっけわからん『芸術の陰謀』
大阪駅でばったり会ったふたり。 「どこいくの?」 「京都」 「どうしてそんな嘘つくの?」 「???」 京都とこたえておけば、 <はは~ん、ほんとは神戸にいくのにちがいない> 、とこっちが推測するだろうとみこして、 わざと
加藤郁乎の『形而情学』
加藤郁乎が5月16日に亡くなられた。83歳。 ・とりめのぶうめらんこりい子供屋のコリドン ・昼顔のみえるひるすぎぽるとがる ・女ゐてオカズのごとき秋の暮 ・考へがあつての馬鹿を冷奴 句集『形而情学』『牧歌メロン』。 タイ
【タイム食句】 05・21~05・25
05/25 ・杏あまさうな人はねむさうな :室生犀星 ~~雲うまさうな蚊は吸いたさうな 05/24 ・人間をうまさうに喰ふ神がゐて信仰心はむらきもの味 :堀田季何 ~~カーニバル持ち寄る肉のカニバリズム 05
『バード』と『バスキア』
クリント・イーストウッドがチャーリー・パーカーをどう撮ったのか。 『バード』をやっと観た。 34歳で麻薬とアルコールで死んだ黒人ミュージシャン。 映画は1988年の制作。(死んだのは1955年) この年に27歳で死んだの