眼鏡フェチかつ帽子フェチです。 といっても安もん衝動買いなので、 次のシーズンには飽きてしもてます。 世沙弥のサービスは最近調理服で無帽。 でも、坊主頭なのでちょっとおしゃれな帽子が ほしいなぁ。 (いままで持っているの
~「金閣寺」への船出~
三島由紀夫が自決したのは、昭和45年。 すでに42年。 その文体は2012年の時代を表現することはできません。 それは当然で、そのことで三島が現代での存在価値を 失ったことにはなりません。 泉鏡花、折口信夫の流れで三島を
古川通泰の<狐眼の男たち>
狐眼の男の貌。 この男はなにをみているんだろう。 厳しい。しかしその先は虚ろだ。 おのれの心か。 仮面。 土着的な日本DNAの面構えでもある。 作家の名前を失念していた。 古川通泰さん。 わかった時点で、すでに2009年
田中敦子の電気服にしびれます
<桃雪亭歌仙>。 名前だけかっこつけてるワイン仲間と 歌仙を巻いていた時期が10年前にありました。 そのときの仲間と3年ぶりに会うことに。 蕎麦屋『文目堂』で昼酒飲みながら。 このお店は、空間がゆったりしているので、 男
関西歌舞伎隆盛ってほんと?
岩下尚史さんの本を読んでいると 歌舞伎を観るシーンがよくでてきます。 気分がなんとなく浮足立って、 愛之助、獅童のでている松竹座に突然いきたくなりました。 当日券のあることを確認して、そうや着物に着替えて、 夜の部へ。
『わからないブタ』短編アニメがみたい
ベネチア映画祭短編部門で 和田淳のアニメ作品『グレートラビット』が受賞しました。 彼の前作が『わからないブタ』。 ネットでみるかぎりでは、鉛筆の線画きで、日本的な たおやかな画面。なのに一瞬にして、 ブラックで不条理なユ
音感は三代で育つ
朝からピアノの調律師がきています。 家人の樂器、こちらのあずかり知らぬことです。 先日BS放送でロンドンかどこかの調律師のドキュメントを やっていました。パイプオルガン、といっても三階建の建築より でっかいもので、その本
層が厚いぞ<サラリーマン川柳>
去年の10月から毎日 【タイム食句】【タイム食首】のタイトルで 大象版・食アンソロジーを続けています。 川柳もすぐれた作品に出会うたびに衝撃をうけています。 ことしになってからでも、 岩村憲治さん、渡辺隆夫さん、筒井祥文
歴史を「地質活動期」とするラディカル分析
地震が頻発しています。 大阪に住んでいる者はそのたんびたんびに 震え上がるわけではないけど、ニュース速報などの 頻度と大きさの数字が麻痺してきます。 1948年の福井地震から1995年の阪神大地震までを 「静穏期」。それ
現代アート小説『道化師の蝶』
デュシャンが小便器を<泉>のタイトルで アンデパンダン展に出品したのが30歳。 興味の対象は言葉にもあって、 32歳のときには、言語実験で 意味と記号に関する研究をしたり、 駄洒落の本もだしています。 1920年のことで