漆の食器をつかうたびに、気がやすらぐ。 日本は樹の郷、木の文化であることに思いがいたる。 そこに漆が塗りこめられておもろさは深くなる。 ベトナムや海外にも漆はある。 しかし、日本の漆には気がとおくなるような時間が こめら
平翠軒の品ぞろえはおもろい
倉敷でぶらり。どこかおもろいとこは? 『平翠軒』をすすめられた。 食材のショップです。お隣の森田酒造という 蔵元さんの経営。 酒好きが泣いてよろこぶ日本全国の珍味が網羅されてます。 ちょっと感動的。 輸入調味料の類もけっ
歌の力はすごい
震災で疲れ切った心に、歌が明るい癒しになってるでしょう。 メロディが、歌詞が、ゆっくりと細胞からしみ込んでゆく。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いにしえからの歌の発生や和歌の伝
『てる坊』のお別れ会をてっちりで
2月に<人間国宝さん>のテレビに出て以来、 行列のできる蕎麦屋になったのに、あっさりと信州へ お引っ越し。潔い。 蕎麦屋仲間の8人で最後の蕎麦談義。 いまや超ビッグになった、木曽の『時香忘』さんが 全く無名だったころに、
山田浩之さんとのつきあい
土いじりに信楽に通いはじめた頃だから、もう15年にはなる。 偶然通りかかった『陶夢』というショップは若手の新作が多くて気にいった。 なかでもひきよせられたのが、手ひねりで野趣をのこした水差し。 すりばちのコレクションもし
志の輔、文楽劇場で
入場しても当日の演目がわからへんのです。 はなしはじめると、ああ、最初のネタは新作やとわかる。 フランス大使が田舎町を見学する珍騒動。 官民のちぐはぐな集団心理は、志の輔の得意とするところ。 なんか、映画にもなったネタが
佐保姫に千枚のクレープ供えたる : をかし
食句塾。 兼題 : クレープ・象 席題 : 影 毎回<虫くい>をする。 俳句の○○部分を埋める言葉遊び。 元の正解をあてることよりも、さらに飛躍した 発想があれば、おもろい。 今回は、佐藤鬼房「帰りなん春曙の○○へ」 全
”CONVIVALITE” という言葉
『コンヴィヴィアリテ』。新町にあります。 そのフレンチのお店にいったことをおもいだした。 とてもおもてなしのこころのある印象が残っている。 どういう意味ですか? ・・・ちょっとつかみにくいニュアンス。 玉村豊男『食卓は学
“大いなる辺境”の芸能
<能の音楽>をテーマに内田樹が語る、となれば 大いなる興味がわく。 学生時代に金春会のクラブに所属し、 40代でも、金春穂高先生に謡と仕舞を習った経験を もちながら、いつも爪先でお風呂の湯加減をみる程度で もう風呂からあ
藤澤レオの器をどう料理する
苫小牧の金工作家・藤澤レオさんの器 フレームの上に皿がのっかる。 皿も金属性である。 フレームをいかして、皿を次次、漆や土ものに 変えて、コースをすすめる手もある。 蕎麦を盛るにもおもろい。 はてさて、おもろい器でお客様