篠山紀信に猥褻容疑。昔が懐かしい。大島渚『日本春歌 考』。浮世絵も昔のボカシがエロ。一時期、骨董で春画 に凝ったけどあれは同好の士がおらんとなぁ。鴎外のヴ ィタセクスアリス。タイトルだけで昂奮。探しまくった。 『春本を愉
談春だからこその悪の凄み
きょうは『夢金』。絶品『ねずみ穴』もどちらも夢オチ。 夢でしたチャンチャン、で終わらせない。談春の語りは、 誰の心にも潜む悪をあざとく炙り出してくる。己の悪を さらしだされた後味の悪さを、ヘヘッとせせら笑う凄み。 『京橋
松山タルト、食べ比べ
松山人からタルト3種類を頂戴した。先日のかるかんと いい、このタルトといい、歴史的な背景をもつ和菓子の 味わい深さにあらためて敬意。みやげもんにうまいもん 無し、とカッコつけてたら、ええもんに出会う機会無し。 一六タルト
ひらけ、胡麻! 扉一枚で異空間へ。
いらっしゃいませ。 御出迎えするのは、大きな兎。 頬ほんのり赤らめて、人間の肌よりなめらか。 扉一枚で、もうここは異空間。 さぁ、リラックス。 お帰りのときは、兎の秘密もお楽しみ。 兎の産みの親・十時孝好さんのいたずら
阪急大食堂では一人でソース160mlぶっかけていた
天ぷらにソースかける文化は関西限定。大阪に国産ウス ターソースが誕生したことが要因。野瀬さんの調査で、 デパートでのソースの消費量はびっくり。ソースの海が ハイカラ趣味を満足させた。似たようなアホを今の僕も。 野瀬泰申さ
詩人が語る、分子構造の浪漫あふるる世界
福岡伸一の分子生物学の語りは一冊の長編散文詩。偏狭 な天才科学者達の生態も難解な分子構造も、彼のあざや かな手付きにかかると手品のように浪漫あふれる世界が 立ち現れてくる。叡知こそ詩情を発酵させる酵母を実証。 福岡伸一『
<火計り>茶碗で”かるかん” :薩摩デー
朝鮮から運んできた白土を朝鮮の陶工に焼かせる。窯の 火だけが薩摩だから名付けて『火計り』。しゃれてんね ぇ。お菓子は”かるかん”。明石屋が<炉開き>のため に新物の自然薯でつくった和菓子は奇跡的な軽みの美学。 かるかん元
煮凝や母の手元に古い筥 / 翠胡
食句塾の季刊も26号。今回から批評の時間をたっぷり。 助詞<が>は使こたらあかんのか?主水絶好調「眠れな い月に貼り付いている鼓膜」「パ・リーグのような紅葉 を思いおり」。”はこ”の漢字には筥より筺か。難しい。 (食句塾
山法師、紅葉して枯れゆくまでの”はかな”
山法師が2本ある。清楚真っ白い花盛りの春。深紅の実 を転がり落とす初秋。それは幕開けにすぎない。時雨月。 11月の紅葉が始まると野生の落葉樹の見事な日々の変 化に息をのむ。枯れるまでの変幻自在は”はかな”の極。 山法師の
馬のたてがみで刷く根来の朱漆
根来の朱の背後からうかびあがる黒。その闇の魅力も最 近は単純にみせかけのデザイン処理で薄っぺら。夏目陽 介さんの根来はどてっと粘りある朱漆が野太い刷毛目で 塗られている。荒ぶる神々の血の滾りであるやもしれぬ。 夏目陽介