サントリー『胡麻麦茶』。いままでは油脂分に含まれる 成分だったがこれは蛋白質。ゴマペプチドが高血圧対策 にいい。和田萬でも先行して胡麻茶を主体にした『やせ 茶王』が大好評。体感した方のリピート率が抜群に高い。

市場にでまわっている「しめじ」は<香り松茸、味しめ じ>といわれる本物ではない。よくきく話題。当然食べ たことはない。その本物をタカラバイオの方から頂戴す る。なるほど旨みジューシーがじゅわぁわぁ。塩だけで。

繁昌亭「桂珍念独演会」。<代脈><紙入れ><親子茶 屋>。漫才新人賞もとった経歴、技量あり。トリでの親 だんさんの話しっぷりには感心した。師匠の文珍さん、 応援挨拶にでないと思ってたら終演出口でアンパン配り。

『良寛遺墨集』。中尾書店で数年前にたまたま手にとっ た。欲しい、けど高い、あきらめよ。心斎橋にいくたび、 手元におきたい、でも役に立つかな、やめとこ。夜7時 半閉店で片づけてるのを無理矢理入ってついに衝動買い。

狭山の蕎麦『摂河泉』。開店の11:30ジャスト。ま だご主人は打っている最中。客の分だけ切って湯がいて。 まさに挽きたて打ち立て湯がき立て。葱は根っこからわ ずか5cmのしっかりした部分しか使わない。出汁よし。

『なにわ野菜・割烹指南』上野修三。レシピと写真の料 理事典であることはもちろんだが素晴らしさは文章。絶 品の随筆。『天神坂上野』が閉店になってもこんなかた ちで上野さんのなにわ語りを聞くことができるのは幸運。

新梅田食堂街の蕎麦『香雅』。大阪駅ガード下あたりの ごちゃごちゃしたとこ。どうせ立ち食い蕎麦系、期待せ んとはいったら大合格。蕎麦通やない若い子ぉにも奥さ んの対応があったこうて感じええ。蕎麦屋は人柄でっせ。

『面白すぎる日記たち』鴨下信一。藤原定家から山田風 太郎まで。有名無名。戦死者のポケットに残された日記 の多さにアメリカの将校が驚いた。<日本人は日記好き の国民>。ここ数年のブログ日記氾濫は日本独自の文化。

渡辺和博氏が死んだ。五十六才。「友の死は、自分の一 部が死ぬのである。としをとって、友人のほとんどが死 ぬと自分のほとんども死ぬのである。としをとると、も う新しい友人はいらない」。嵐山光三郎の文章が沁みる。

『ディパーティッド』。佐藤優の本から<インテリジェ ント・オフィサー>なる存在を認識。もちろんニュアン スは違うが<スパイ>に急に興味をもち映画館に。怪演 ジャック・ニコルソンにそっくりなおじきが親戚にいる。