鬼海弘雄写真集『ぺるそな』。浅草の同じ場所で人物を 撮り続ける。通りすがりというか漂流中というか人間の 運命を煮染めた表情の数々。1枚の紹介<・・・という 人>がケッサク。通天閣やったらもっとおもろい面々が。

12月28日生まれは<しまい不動>の日。そう教えて もろてから意識するせいか<不動明王>によお逢おてし まう。小泉清の不動の憤怒。ATCミュージアムでは伊 藤真乗。ほかは見んと不動明王だけ6体。あぁ怒られる。

岩田さんは宮大工であり、蕎麦打ち名人位も獲得。その 人に麺打ち台を作ってもらう。<さるすべり>と<たが や>の2本の麺棒もいただく。前から<あさだ>もある ので3本もすごい麺棒。あとないのは腕だけ。情けない。

『善き人のためのソナタ』。24時間盗聴の職務。毎回 違ったことを言って怒り出すのはシロ、同じ言葉を繰り 返し貫き通すのはクロ、と教える冷徹な導入部。デブ専 娼婦とのセックス。細部もゾクゾク。最後泣いてしもた。

信楽山工房へ。5月には穴窯なんで早よ作りに来い。水 谷健伍先生から普段のサボリを叱られる。工房シンボル の枝垂れ梅が満開。ろくろの感覚が取り戻せない、ちゅ うより元からドヘタ。苦闘の末、蕎麦徳利、湯飲、筆置。

『ラ・ベ』のシェフが独立。『デビッド・セニア』の立 地がビジネスホテルというのにおにょにょき。スタッフ はフランス人が殆ど。デビッドは陽気で小粋。カウンタ ーフレンチの快楽ここにあり。珍しく胡麻入りのピュレ。

胡麻料理『世沙弥』におく日本酒をどれにするか迷う。 今は『神亀』と『秋鹿』。『闘う純米酒』は神亀酒造、 小川原良征の日本酒再生への闘争実録。おかげで旨い 酒の時代が到来。焼酎もええけどおいしいアテなら酒。

えごま油を新発売。胡麻屋なら売ってるやろ、と探しに くる人が多いので家庭用も企画。久々に円山公園の『未 在』にいったら向付に<えごまソース>がでてきた。ク セのないたれで素材の春野菜のほのかな苦さがうれしい。

竹筆を偶然みつけた。天然の竹の先を捌いた筆先。弘法 筆を選ばず。とはいいながら空海はいい書をかくには筆 を使い分けた。そらそやろ。飛白体みたいな怪ったいな 字は筆選ばんと。竹筆やったらヘタ字が誤魔化せるがな。

花には鈍感。だけど十三公園脇の道路の枯枝に辛夷が咲 きはじめるとうれしい気分。白い小鳥たちが戯れている みたい。すぐ前の母校北野に通っていたときの記憶には ない。花より団子、団子より性欲の十代やったという事。