飛行機機内で『英国王のスピーチ』を観た。 巨大スクリーンでなくても、ちっちゃい画面で十分。 『ブラックスワン』を観ようとした。どういうわけか カーソルが中国語の吹き替えにしかいかない。 1本観たあとで眼も疲れてたので、5
カテゴリー: セサミ日記
カタルーニャから大阪をみる
村上春樹がカタルーニャ国際賞を受賞。 スピーチで「核への反対を続けるべきだった」と語った。 カタルーニャの首都はバルセロナ。 スペインの田舎町程度におもてました。 おいしいもん食べにいこ、という目的だけで この春いってき
『コロナ』と『海景』にある地球単位の時間
杉本博司『海景』シリーズ。 カリブもエーゲも。 ジャマイカも礼文も。 水平線があるだけ。空と海があるだけ。 嵐も帆柱も鯨もなにもない。 劇はなにもはじまらない。 光をよむ。 時間を感じる。 空気のひだと水のはだの質の変化
ホームレスがきっかけで塚本を読み返す
・・・・・私はありとある祭を、勝利を、劇を創った。 新しい花を、新しい星を、新しい肉を、新しい 言葉を発明しようと努めた・・・・・・・・・・・・・・ ラムボオ 『水葬物語』の目次の前に、著者塚本邦雄は ラムボオの若々しい
有隣館は、日本のヴンダーカンマー
ヴンダーカンマーに興味がそそられる。 きちんと整理された博物館よりは、珍品コレクション、 もっといえば、ゲテモンに興味がある。 ウィーンやドイツ方面でこれにしぼった ツアー企画はないもんですか? 京都の有隣館。 前は通っ
<薔薇色のゴリラ>とユダヤの醜男ゲンズブール
<薔薇色のゴリラ>のあだなをつけて ブラッサンスを褒め讃えたのは塚本邦雄。 シャンソン偏愛の塚本がおそらく最も嫌いなタイプが ゲンズブールにちがいない。 『ゲンズブールと女たち』は監督が漫画家。 映画の導入からシャレた漫
火麻料理ブーム。火麻は和田萬で販売しております。
<火麻料理>が紹介されていた。 ??なんのこと? 麻の実のことですよね。 それやったら、昔っから和田萬でも扱ってました。 おもに七味。以前はおいなりさんに必ずいれたもんですが、 最近はとんとみませんな。 『ソトコト』が仕
世沙弥六月のお料理は『糸取繭席』
ゴマ栽培で富山を訪れたのはもう数年前。 八尾は<風の盆>だけやないと初めておせてもらいました。 八尾は<蚕都>。養蚕が盛んで暮らしも豊か。 天神祭で担ぐおみこしより立派な曳山がぎょうさん あるのには、おどろかされました。
カン、ディンの促音の連続が抽象の招待状
カンディンスキー。 けっこう教科書で”抽象画をはじめた人”的印象が すりこまれてた。名前のカン、ディンの連続促音も 抽象的で、アホな頭に浸透してしもた。 今回の展覧会をみると、 普通のカンディンスキーが抽象のカンディンス
<秘色> あなたのイメージは?
<四十八茶百鼠>。文化文政の頃、ぜいたく禁止令によって、 派手な色の着物はアウト。地味な茶と鼠だけが許された。 町人はそのわずかな色調のちがいに粋をきそって、 茶と鼠にはいろんな名前が付けられている。 ええはなしです。抑