もう15年になるか。信楽に通いはじめた頃、ある店で 新感覚の作品をみつけた。作家の名前は山田浩之。それから、 しばらくしてその陶芸店の主から「山田さんは東京の個展が 忙しくなって、もう信楽では作品をだしてこないよ」と言わ
カテゴリー: セサミ日記
神童のなれのはて
<OSAKA旅めがね>の天満編。 地元密着タイプの新たなミニ観光スタイルである。 天神祭ももうすぐ。天満界隈の乾物街を歩いて 相生楼で食事しながら天神祭のあれこれ、という趣向。 菅原町の海苔、椎茸の乾物街のついでに胡麻屋
薔薇十字やフリーメイソン
『薔薇十字社』という出版社があった。 マイベストブックの塚本邦雄『悦楽園園丁辞典』や 澁澤龍彦の本をだしている。 『薔薇十字』とは、錬金術、占星術をはじめとする 17世紀の思想だけど、ようわからん。 この影響をうけている
フライドチキンは奴隷料理
白人農場主が捨てた鶏の手羽先や足の先っぽ、 首なんかを黒人奴隷たちはディープ・フライに。 『被差別の食卓』 日本の<あぶらかす>から世界の被差別の民が つくりあげた食をたずねる旅。 被差別民<ジプシー>は、ハリネズミを食
”口笛”世界チャンピオンの演奏
儀間太久実さんの口笛を聴きました。 ボーカルそのものを人間楽器とはいいますが、 口笛はとてもわかりやすい楽器ではありますね。 15人ほどが集団で音を安定して発する練習を しているのも聴いたが、比較すれば儀間さんの 技能が
島ごとにつたわる怪しき儀式
少数民族のきえていく言語を文化として守る動きがある。 日本でも、やっと方言を生かす動きに変わってきた。 島ごとに言葉がちがう。島ごとに酒の飲み方がちがう。 夜通しでおとこらは怪しき儀式にふける。 地元の人たちとそんな風習
巨大蝉が襲いかかるジュラ紀の島
大きな島からちっちゃ島へ。 ゴマ畑に立っていると、呪いのうなり声を発しながら こぶし大の飛行物体が空中戦さながらに飛び交っています。 恐怖にたちつくすだけ。まるでジュラ紀の3Dの世界。 蝉でした。巨大な蝉です。 地元の人
少年の胸を貫通する魚「だつ」
ゴマ栽培も中盤から後半へ。 大きな島から小さな島へ飛行機をのりかえて。 青空に雲がむくむく湧いています。 島ごとに雲がちがいます。 海も透きとおっていて、 うみへびか太刀魚のような魚がみえます。 夜、海中で懐中電灯を照ら
『なんじゃろ』という名の洋食屋
ちょっと名前がまちがってるよ、っていいたくなる。 ご主人とおぼしき人物は若い頃から洋食に惹かれた、 というような粋で品格がある。ベタな名前をつけるタイプでは ない、とすれば<なんじゃろ>というのは何か別の意味が あるのか
『麗子』は小磯記念美術館に登場してます
<麗子登場!>のコピーをみて兵庫県立美術館の方に いったら、”1点しかない、サギやないか”となります。 六甲アイランドにある美術館にまわれば 『画家岸田劉生の軌跡』で麗子を堪能できます。 麗子は、口元にモナリザの微笑みを