『ひらがな日本美術史』、桃尻娘、三島由紀夫、小林秀 雄と目線の先は意外にど真ん中。軽やかに日本の成熟を とらえる。短編の男たちが所在なくふとかき消えるかわ いさは埴輪や俵屋宗達の成熟を越えたかわいさに通じる。 (夜)ht
カテゴリー: セサミ日記
『へんな言葉の通になる』:ほと(女陰):神田雑学大学
この類の本では群を抜いておもろい。<ほと>は火処、 火門、火戸。古代人は火をおこすのに木に棒を当て、す りだす。発火と性交は同じ。この説は説得力あり。ほかオ ノマトペに関してその豊かな言語表現の領域を再認識。 (本)ht
桜会 : 加水 : 神亀酒造
料理が会うたびに新しい。盛りつけや素材のレベルでは なく料理法そのものを工夫する姿勢。酒も過激。アルコ ール度数で舌に当たる感覚が変わるので加水で料理とあ わせる。師匠は神亀。この酒蔵が純米酒ブームの牽引者。 (桜会)h
高木日奈:ペギー葉山:ワールドビジネスセンター
書は見るのも書くのもおもろい。富山ではすれ違いだっ た高木先生が京都に仕事場を移されて初対面。ペギー葉 山や佐久間良子の書道の師、青柳志郎氏が父上であると 知る。11月始まる大阪教室は和田萬から1分。妙な縁。 (高木日奈
ごま製品の原産国表示:農水省:消費者庁
消費者庁創設にからみ農水省と表示に関する検討。現在 は表示義務なし。産地が60カ国にわたる。価格、収穫 量に変動が激しく安定供給には産地特定が困難。消費者 が知りたいのは、国産か輸入か中国以外か?ではないか。
眠庵 : みなみ製粉 : 笹庵
雑誌の新進蕎麦特集で必ず登場の『眠庵』。相席は北海 道から来た蕎麦屋と製粉屋さん。やはり同業も気になる 話題性あり。ここの良さは蕎麦前にあり。酒の種類の豊 富さと選定。自家製豆腐やうるか。10年後に大化けか。 (眠庵)h
『思考の補助線』・ウォーホル・宝船
茂木健一郎のキーワードは<クオリア>。解明しきれな い意識の質感。寿司屋に飾ってある芸能人の色紙や宝船 の置物。一方難解アートのウォーホルの作品。その価値 の在り方、決まり方を分析しようとする視点がおもろい。 (本)ht
龍旗信・ムール貝・小山薫堂
『一食入魂』の小山薫堂が仕掛けた”なんばこめじるし” に龍旗信が出店。もう1年経過でやっと初見参。今更だ がムール貝スープは傑作。舌が誘うので2日連続通う。ラ ーメン・つけめん・塩冷麺の3種類、スープ一滴残さず。 (龍旗
てんま:ササラ:黄金まん
ここんとこ3店つづいてテレビに登場。8月「ほんわか テレビ」で『てんま』。9月「魔法のレストラン」で『サ サラ』。10月予定「ちちんぷいぷい」で『黄金まん』。 それぞれ個性あふるる食の研究家が黄金胡麻をアピール。 &nb
豊下康次 : 絵文字原画展
『ごまぞう』ラベル、「胡麻」が美しい絵文字に。日本 語、英語がイタリア語、オランダ語にひろがってボロー ニャ国際絵本原画展やイタリア現代芸術展で受賞。象形 文字とは違って、文字が空間にとけこんでゆく遊び感覚。 (ごまぞう