食句塾 兼題 : ゼリー ・ 裸 席題 : 盆踊り 裸といえば、 櫂未知子「ぎりぎりの裸でゐる時も貴族」 大阪のおっちゃんおばちゃんは 裸に金太郎腹がけがお好きです。 ・冷奴切りたる水の裸味 : 玉庵
カテゴリー: 食句塾
ごきぶりが通るこの家の二遊間 : 主水
食句塾。兼題 『コーラ』 『遊』 ・手遊びがこうじて喜寿の庭師なり : をかし 震災ボランティアで高齢世代が活躍してます。 恥ずかしなから<手あそび>が読めない。 <てすさび>といわれ、ああそうやった。 もうこんな言葉さ
近松ものに橋いくつ
橋は、この世とあの世むすぶ橋。 はしごは大空にかけわたす端。 近松は心中にむかう二人のために この世の名残の橋をいくつ数えたあげたことか。 食句塾。春の吟行は大阪の橋づくしクルーズ。 ・桐の花近松ものに橋いくつ : 翠
クレーの高周波はミロと波動が近い
パウル・クレー。京都で展覧会。 神戸では、カンディンスキー。 ふたりはバウハウスで教鞭をとり、 美術理論の運動をすすめた同志。 全く同時期に開催するなら、共通券を発売するとか、 鑑賞アドバイスとして、同時開催アピールの協
陽炎や家族同然でしたのに : 鯛蔵
・陽炎や家族同然でしたのに : 鯛蔵 スリムクラブの漫才に、ふってわいた俳句です。 食句塾、今回は季刊誌の合評会。 やっぱり言葉ておもろいもんです。知らんこと、多い。 ロンゴロンゴ : イースター島で発見された独自の文字
・波打っていびつな春の大縄跳び
短歌や俳句になにができるか。 地震のあとに問われること。 がれきをとりのぞく太い腕が信頼できることも 一篇の詩があしたの希望をいだかせてくれることも 声高にいうこともない。粛々と。 俳句は役にたたない。無駄なこと。それで
佐保姫に千枚のクレープ供えたる : をかし
食句塾。 兼題 : クレープ・象 席題 : 影 毎回<虫くい>をする。 俳句の○○部分を埋める言葉遊び。 元の正解をあてることよりも、さらに飛躍した 発想があれば、おもろい。 今回は、佐藤鬼房「帰りなん春曙の○○へ」 全
ふくらみきって恋猫は四次元へ : 主水
食句塾 : 兼題=するめ・次 席題=馬 *俳句も短歌もツイッター以後つぶやくだけで ほうりだしている。 詩の形式から受ける恩恵を大切にしようね。 ・水仙の香に息づまり離村次ぐ : 翠胡 可憐な花の咲き乱れる自然が残る村。
・布巾白々と乾き菊日和/玉庵
食句塾:兼題「布巾」「栗」 :席題「穴」 ・生還の歓喜の飛翔チリの穴/菜摘 ・ふた月を穴より同じ月の友/雨象 チリ鉱山からの33人救出劇のレポートで世界中が 湧いている。句会のおもろさが一期一会の即妙性に あるなら、この
マヨネーズぷっすんと夏息絶える / 弥華藍
食句塾。兼題<マヨネーズ><秋刀魚>。 この異常な猛暑がぷっすんと終わってくれたのなら、 ええけど。まだ続いてるからあきません。 弥華藍好調で今回の食句賞も獲得。 「鰯雲ポストの前で読む手紙」 ポストに入れる前の迷い?