食句塾季刊誌春号の合評。 <写俳>コーナーで祇園の宵を歩く芸者の写真を みて一句。 ・楠音を忍ばせてるや春の宵 / をかし 甲斐庄楠音の絵の話題になったら、好きや嫌いや 振幅度の激しい反応。いずれにせよマイナー系偏愛 の
やまぼうしの花がつきはじめた
やまぼうしの季節がやってきた。 庭に3本の大きなやまぼうし。 十字架の花がつきはじめた。 まだ草色。1日ごとに白みを帯びてくる。 花は枝枝の上面につくので下からはみえない。 ちょうど階段からおりてくると視界にはいるの で
偉そうなことゆうんやったら
「偉そうなことゆうんやったら、自分でやったらどうや」 <できもせんくせしやがって>といわれてしまえば おしまいになるパターンはよくある。 『名文どろぼう』に紹介されているチャーチルのことば。 「私はタマゴを生んだことは一
天満宮で日本酒の会
あちこちでこの類のイベントあり。今回は <酒蔵+料理屋>のタッグ。 <桜会+神亀酒造>は断トツのつまみ。 ふかひれのスープは手探りで洞窟の奥をわ けいるような深み。屋台でだしたらあきま せん。 >>>>>>>>>>>>>
<フルス>の演奏会をしました
中国民族楽器を演奏する青年がいるので、どこかで 演奏会をしたい。それなら<世沙弥>で。 大阪教育大学の大学院に留学している劉くんが演奏 するのはひょうたん形の管楽器<フルス>。目にす るのも耳にするのもはじめて。悠久の時
しじみ蕎麦は新定番蕎麦になってほしい
『きうち』で<しじみ蕎麦>。蕎麦屋の定番<鴨汁そば>の しじみバージョンでした。酒飲みが肝臓に不安をいだきつつ 最後の〆に食う蕎麦として絶品。しみじみ貝のエキスが酷使 したはらわたにしみわたる。蕎麦屋メニューは貧困で、変
<匠>をおのれで名乗るな
食の世界でも<・・・の匠>と称えられる立派な 人物はおられるが、そのような方が自分から”匠”と 名乗ることはありえない。つかっているのはたいてい 安っぽい下衆な食品メーカー。 『うちの店にはなぜ客がまたくるのか』 「老舗
天満市場でさや大根を買う
パパイヤが大量にいるので天満市場へ。 野菜はつぎつぎに新種が開発されるので飽きない。 今は豆のシーズン。いろんな種類が並ぶなかで、 ちょっと離れて<さや大根>と名札あり。 大根の花が終わってからの若いさや。 生でかじると
双龍居はオーナーの愛嬌
天六・双龍居北京ダックや餃子があっても北京料理ではない。 <水煮牛肉>がおすすめメニューにあれば 間違いなく四川料理がメイン。 水煮に騙されてはいけない。かっらい辛い。 皿からこぼれる真っ赤なスープを半分まで 食べたら、
『IOR?I』で巻きずし
イオリの若者バキューム力は持続しつづけ 死に体状態の天満菅原町に点滴効果を発揮。 ここは和田萬の一番得意先であった「新與からし」 の倉庫があった場所。毎日納品に通った日々は 建築が姿をかえても記憶によみがえる。これも地霊