『飛び跳ねる教室』は中学校教師である 千葉聡さんのエッセイ歌集。 生である。 中学生は集団でワルぶっていても、「べつに」しか言葉を 発っしなくても、ひとりひとり粒粒の青春。 ・俺の背に頭をあててものを言う「骨伝導の実験中
益田ミリのおもろいところはなんや
『どうしても嫌いな人』の帯を内田樹がかいて、 新聞コラムで中条省平がとりあげてる。 <すーちゃん>のユルキャラ漫画です。 大阪出身で『大阪人の胸のうち』もたしかにおもろい。 わかぎえふと路線は一緒。 美は細部に宿る。勝負
噺家の場合のゾーン体験
立川談志『最後の根多帳』。 2004年 町田市民ホールで「居残り佐平次」を 演じた後のコメント。 「無意識のアドリブが縦横無尽に走り回り、”居残どん” が勝手気儘に動き、それを談志がカメラを持って追って いる、そんな感じ
<天才バガボン>のシャンソンCDを貰ったよ~~ん
先日、レレレのおじさんトランクスを買った話は このブログに書いた。その時にバガボンのパパ巾着袋も 買おていたのだ。 下着のパンツのままでは街を歩けないので、きょう 巾着袋をもってラジオ大阪の録音にでかけた。 うれしがって
『忙しい日でも、おなかは空く。』
「いま一番好きな詩人は誰ですか?」 「平松洋子さん」と答える。 肩書きはフードジャーナリスト。 本もたくさんでているけど、食や道具に まつわるエッセイがほとんど。 でも、その食べ物の話がまとまると、 それは一冊の詩集に変
アスリート集団で体験する<ゾーン>とは
「南アフリカWカップでチームは『ゾーン』にはいったと実感した」。 岡田監督の講演を聴く。 アスリートのゾーン体験は、個人プレーのものだと思っていた。、 それぞれアクの強いメンバーのチームが一つとなって、 ゾーンに入るとい
随處楽 : おおいに飲んで京都をたのしみました
京都は魔界。何をして食うているのかよおわからん友が多い。 書の知り合いが経営してるという『瓢樹』で一杯。 日本画家・今尾景年の邸宅を開放したしつらえで、 玄関から個室の生け花が風雅。 掲げてある書も堂々。「随處楽」 茶室
砂賀俊一さんの杉のベンチ
みやこめっせで、木工芸同好会『一木一優』。 メンバーが句会仲間だったので、去年から見に来ている。 木のぬくもりに囲まれた暮らしはあこがれだが、 なんちゅうても木のコストが高い、漆に手間がかかる、で 作品の価格も超高値とな
刺身は味噌で食べろ
醤油のほかに小皿にのっているのは<あわせ味噌>。 白身の魚をこの味噌で食べるとうまい。 麹味噌で白味噌の甘さと隠し味に辛みがしのばせてある。 韓国料理で刺身はサムジャンという味噌をつけて食べる。 ここでも発酵食品のすばら
漆器のようでうるしでない山田晶
個展の案内葉書をみて判断する。 朱漆の造形にみえる。この手のタイプは スタイリッシュでいい、といえるし、 それがあかんとも思う。 いまはやりのカフェで女性にうけるという深みに 欠けるとみればマイナス。 神聖な祭具とみれば