小鳥の囀りはモールアルトを聴くように軽やかに光りあ ふれる。ところがそれは<バード・フラジオレット>と いう縦笛で訓練し、いい声に調教するものと知って驚き。 能面師、増田豊春は余技に笛造り。貌は能面、心は小鳥。 (リコー
”無神論者です”と宣言し、”無宗教です”と簡単にいうけれど
巡礼ブームや仏像鑑賞マニュアル本の氾濫にはいささか のとまどい。観光ツアーの軽薄さはまだしも、悟りや人 生訓を垂れる傲慢やそれを有り難がる偽善厚顔は御免蒙 る。人間には崇高なものへの尊敬の念がある。それが神? 辻井喬 『
ワイルドライスは米ではない、けどマコモタケでもない
黒米の仲間と思いこんでたら、「アホやなあれはマコモ タケの実や」。それで知識を自慢したら、「騙されとん ね、マコモはマコモでもマコモタケのマコモとはマコモ がちがう」。もうマコモにはまともにつきあってられん。 ワイルドラ
セミナー流行り。聞いて身につく人、そんなとこには。
大実業家の講演。拾ったりんご1個。それを売って次は 2個仕入。段々増えて販売台を買う。次ぎにテント。そ ろそろ移動車販売の規模に。そんな時突然親類縁者死亡 で予想外に莫大な遺産がころがりこんだ。どこかの小話。 『講師を頼
携帯より短くて味のある会話 「なぁ」
会話よりも絵文字で完結。言葉はいらないか。東北弁で 「どさ」「ゆさ」=どこへ?お風呂だよ。「け」「く」 =たべろよ、はい食べます。寒いから口を開けたくない。 大阪弁はデートの手を握って「なぁ」。これで秘め事へ。 &nbs
今頃わかったスプーン曲げのトリック
先に何回も折り曲げて金属疲労させておく。すると見た 目はわからないが、数回こするだけでポロリと。金属疲 労を目の当たりにして改めて、ゴマ工場製造ライン点検 の重要性を認識。ボルト、網の内部疲労は表面にでない。
汁そばで☆獲得はええことですね
ご近所の『なにわ翁』は汁そばメニューが豊富。蕎麦通 は<もり>しか食わねぇ、あったかい蕎麦は邪道、など とほざくが了見が狭い。大阪は出汁文化。その利点を活 かしたメニュー展開にミシュラン☆は意外で、うれしい。 『なにわ翁
吟行〜大阪湾で蛸に穴子に伊勢エビも
鳥取ノ荘の港。いきなり胸ぐらをつかまれたよう磯の香 が襲ってくる。赤銅に日焼けした漁師らが網篭の修繕中。 きのう荒れまくった浦祭りの後かたづけを黙々とする若 者も爽やか。「玉蜀黍の美し歯並びを食みこぼす」翠胡。 (浜街道
中川一政の書を見ていたら
「我が子は十余に成りぬらん・・・」。梁塵秘抄の一節。 リズムがいい。今から1000年前の流行歌。遊女たち の歌い継いだ自然のリズムが五七調。<遊びをせんとや 生れけむ>はだれもが好む一節。そうや、遊ばなあかん。 
<新日本料理>というジャンルで☆ 『桜会』
『世沙弥』料理教室の満田先生が2店舗とも★。和食と は別枠の<新日本料理>は『桜会』だけ。調理技術その ものに格闘する姿勢が評価された。何度で何分何回なに かする。美味いものを作り出す精神は発想+地道な努力。 満田先生の