繁昌亭で笑福亭松枝さんの噺をききました。 上方のはんなりした味わいが醸しだされた語り口で、 なんでいままで印象に残ってなかったんやろ。 松鶴の弟子で、入門は松喬さんの次。年齢も ふたりともアラ還。噺家の体臭が語りとあいま
<託骨>がふえた。チェックを。
最近は家族葬がふえた。 葬儀会社は鳥葬、風葬など形式と場所もえらべるように しておけば、生前から当人も楽しみがふえる。 ツタンカーメン、兵馬俑、はにわと、墓にまつわる 美術品はかずかずあるけど、あのアートの存在は どう解
松井冬子展の成山画廊へ
松井冬子。 横浜美術館は3月までやってるので、 先に、九段下の成山画廊『松井冬子大下図展』へ。 絹本着色までに、同じ輪郭で5回。 写生>下図>大下図>裏骨書>骨書 その大下図である。 『四肢の統一』『転換を繋ぎ合わせる』
マヨネーズ『キユーピー』のユは大文字
キューピーさんて、昔の家のたんすの上なんかに ほったらかしにされてた記憶がある。 あれはなんやったんやろ? 買うおたもんではない。 とすれば、日本興業銀行の 景品マスコットがそんな全国の 家庭に浸透していたんか? ふらっ
蕎麦好きはすけべえである。
久々の東京。 5軒ギャラリーをめぐって、〆はさぁ蕎麦にきまってます。 今回は『室町砂場』。 ちょおど、誰そ彼。 どこかなときょろきょろしながらあるくのに この界隈は江戸風情。 灯りにちかづくと、あなごとある。 『玉ゐ』。
短歌に意味なんていらない
「塚本短歌にとって『意味』は二義的なもの」。 日本詩歌のターニングポイントとなった三つの評論 ①紀貫之『古今和歌集』 ②正岡子規『歌よみに与うる書』 ③塚本邦雄『定型幻視論』 塚本がなぜ革命家なのか。 この塚本の分析を明
母がわれ生みたること恕す
お世話になった方のお葬式に。 17年間、熊椅子の晩年。 別の病気の手術での手違いから 下半身不随になったときいている。 たまたま葬儀で隣り合わせた旧知の方。 かれの父上は、ビジネス海外出張中、 現地の空港で心臓麻痺。 な
JR塚本に安売りチケット自販機発見
JR塚本駅。 最近、駅前商店街入口付近に 乗車券安売り自動販売機を発見。 ひっそり。冬の幽霊。あわれをそそる。 そっけないうすよごれた販売機で だれも前に立っているのをみたことがない。 梅田あたりのその類のショップのよう
絵葉書が料金不足で戻ってきた
葉書は50円。 料金不足で3通が戻ってきた。 なんでや?! そやったら、正月に年賀状をもらった方々に 賀状御礼にだした50通はどうなったんやろ? こっちの50通は、こっちの住所をかいてない。 料金不足アウトでも戻しようが
ほんまはなにもない芸術
「現代アートは<無>を装って意味ありげにみせている」。 これは、便利。 あたらしい俳句や短歌にとまどったときには、 <ほんまはなにもない>といえばいい。 しかし、それでかたずくようなら、最初っから こんなもんに興味はもち