哲学は驚きにはじまる。 といったのはプラトンだったかアリストテレスか。 山口牧生の石の彫刻をみていると、 沈黙からグロテスクな笑いがこぼれてきた。 石とは無生物だったのか、それもとまどってしまう。 石を撫でまわすことで哲
後藤靖香の<まなじりを決した日本人>
後藤靖香の作品も見に名村造船所跡地に。 この場所は大阪のアートシーンの拠点として、 これからじわじわと増殖していく注目ポイント。 広大な敷地。演劇、映画、コンサートには ぴったりやし、地下鉄も便利。 先日お会いした立体作
牡蠣の柚子風呂、帆立の豆豉蒸し
世沙弥のメニュー。 冬に好評な<ごまフォンデュー>をことしは はずしまして、<牡蠣の柚子風呂>。 豆乳茶碗蒸し風ですので、ぐっと冷え込んだ時期には あったまろう気分でスタートです。 <帆立の豆豉蒸し> 蒸したての湯気あつ
榎忠が大砲もって世沙弥襲撃
エノチュウーさんが世沙弥に 大砲もってせめてきた!!! 【BAMBOO CANNON:竹銃】 『榎忠展』 ~兵庫県立美術館(2011年11月) *「美術館を野性化する」 あのときのあの銃砲です。 現代アートと伝統工芸がと
若い陶芸作家の器をねじふせてやる
30歳前後の若い陶芸をみるのは 新鮮な刺激になる。 どのジャンルでもそうやけど、 もうあらゆる手法はやりつくされた感がある。 せやけど、せやからこそ、新鮮に刺激的に 創造することはむつかしい。 その困難と格闘しこえてきた
かっぱ横丁古本屋さんに閉店のはりがみ
かっぱ横丁の古本屋さん。 ひさしぶりに前とおったら、 入口あたり、 絵画・版画のギャラリー系のお店に 閉店のはりがみ。 まんなかあたりに 素通りするだけで、正面に ご主人の大きなカウンターがみえて その後ろに掛け軸をかけ
十三にはもったいない『ブルームギャラリー』
十三大橋のあたり、淀川の堤防沿いを 散歩したり、自転車で風をかんじるのは気持がいい。 対岸が梅田のビジネス界隈で、高層ビルを川越しに ながめるのは都市生活の絶景といえる。 いつも気になっているギャラリーがある。 冬麗のす
蕎麦は、はかない時をたぐりよせるよすが
新蕎麦やうすきみどりの一番粉 : 神蔵器 蕎麦打ちにとって、新蕎麦がうれしいのは、 淡い緑にうちあがることです。 食べるときに、よくみるとわかりますが、 やはり蕎麦打ち台にひろげたときの ことしの新鮮な自然の実りの色彩が
マフラーの中心で人待っている : 主水
食句塾12月例会。 ・折紙の聖樹配られ車椅子 : 翠胡 ・極月のガラスのビルにビル映る :弥華藍 ・年越しに姉が先入る仕舞い風呂:三甫 ・マフラーの中心で人待っている : 主水 <世界の中心で愛を叫ぶ>を前振りにし
食句塾 S-1グランプリ決定
食句塾『S-1グランプリ・2011』。 ・輝くも翳るも白し大桜 : 翠胡 ・体内の金属目覚める梅雨の入り : 磯菜 2回の選考から残った最終11句。 その中の2句。 伝統を大きく開花させた桜の句に 評価があつまった。 表