クラフトフェアが堺である。 というのをきいたのが、はるか辺境の富山の高岡。 大阪のギャラリーにも出入りしてるが、こんな情報は知らない。 京都あたりでもよくやっているが、美大生の練習ね、レベルが ほとんど。今回も期待はしな
大野一雄に捧げるアントニーのおもろさ
けったいなエピソード。 無名時代の1枚目のアルバムの異様さ。 これはおもろいにちがいない。 『スワンライツ』アントニー・アンド・ジョンソンズ エキセントリックではない。むしろおだやか。 ゆるんゆるんと非日常に誘い込まれる
シッタカ貝の怪しい部分をひきだすコツ
富山のたのしみは魚。 イチオシは『寿司栄』。本店は禁酒。 その見識はすばらしいが、やはり我が身には困る。 支店で一献かたむけつつ、つぎつぎに握ってもらう。 黒むつ、がせえび。 北国に生きる海彦の魂をいただく。 >>>>>
はりばる高岡まで蕎麦屋をたずねて
蕎麦をたずねて。より正確には蕎麦屋をたずねて。 巷談舎でたまたま陶芸作家の藤井憲之とお会いした。 そのときに蕎麦の話題になって、それなら高岡に おもろい蕎麦屋がある。木工作家がたた一人で 三年がかりで建てた様々な材木を駆
<大阪人と愛想>
「ほら、新しくできたアソコの店、行ってきたで」 「へぇ~、どうやった?」 「味は悪ないけど、あいそ(愛想)悪いわ」 「そら、アカンわ」 益田ミリ『大阪人の胸のうち』の 大阪人気質の分析を読みながら、 そらミシュランかて、
蕎麦『まさ』がやっとこさ開店
「オーストラリアから帰ってきました」。 ひょっこり現れてから、すぐにも開店するかと 思ったら紆余曲折。 『カハラ』修業時代に金ゴマを仕入れにきてくれた 頃は10年以上前。『とき』の蕎麦打ち人に 転身しての見習い時代には、
映画監督という仕事
映画学校卒業制作『アヒルの子』小野さやか監督。 自分の恥部をさらけだすドキュメンタリー。 家族を壊す。 いい子だった娘が突然両親、兄姉に牙をむきだしにする。 実社会で親殺しが頻発するが、それにも匹敵する ファミリー受難劇
平野の町で吟行
平野といえば極めて近場。毎日通ってるけど、こんな 時間から取り残されたエリアがあるとは。 ・幽霊も神も留守なる平野かな 主水 幽霊博物館、大念仏時などをうろうろ。 ・コーヒー館野菊のように飯島愛 杏 なぜか、愛ち
<日の丸を背負う>ことで能力開花しよう
『おせっかい教育論』 サッカーはじめスポーツの世界ではそらそうやろな、 という視点を、内田樹が学者の研究レベルで分析してるのが おもろい。 人間は自己利益を追求するだけでは限界を越えられない。 日の丸を背負う、という共同
<花電車>にコーフンした頃
高校生のころ、<花電車>という言葉だけで コーフンしたもんです。陰の伝統芸も今や日本では 場末でひっそり、しかしたしかに続いてるらしい。 『異形の日本人』上原善広。 花電車は祝い事や宣伝用にチンチン電車に花を 飾りたてた