マイケル・ジョーダンのゴールシーンの絵を架けた。 世沙弥の八月は、スポーツ関係のお客様が多いので、 リロイ・ニーマンの汗っぽいものをまず選んだ。 いざスポーツものといっても、このテーマのものは コレクションしていない。
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『金魚酒』はいかが。
日本酒のお客様には、ぐいのみをお好みで選んでいただきます。 暑い時期は、一合枡(上の写真)もあります。 深堀隆介の『金魚酒』というアート作品ですが、 実用で呑んでいただいてます。 リアルに金魚が泳いでる。ギョ! ほかにも
滝口和男の象の鼻は上向きです
象のコレクションをしている。 名前が大象だから。 けんぞうさん、とみぞうさん、 象にご縁を感じて象コレクターになるようです。 滝口和男さんの作品は 無邪気な童話の世界をくりひろげています。 象もいっぱい登場します。 鼻が
未来世紀の観音スマイル
未来と過去 生と死 エロスとタナトス 穢れと浄化 罰と聖性 微笑みと嘆き さまざまな相反する意識のなかで、 生理的な細胞があわだったり、おののいたりしながら 増殖したり、死滅したりしつづけている。 それらは対立しているか
胡麻の香りが濃厚な樹<ごもじゅ>
世沙弥の庭は、庭師、荻野寿也の芸術作品です。 山奥の風情をかもしながら、風にそよぐ繊細な枝。 昼間、太陽の光におどる木の葉のきらめき。 夜の照明が白壁にうつしだす樹木のシルエット。 樹木による、野性と抒情のアート。 ちょ
隠崎隆一の器に『脱皮蟹の泡吹き利休』
雑誌で1年間にわたって毎月、器と料理対決の企画 があった。10年前。 黒田泰蔵、小川待子、滝口和男ら15人の陶芸家対 野崎洋光、日高良実、河田吉功の和・伊・中の料理人。 実用性の縛りを拒否した器とみてよい。しかし、それが
こんな日にはサバンナの空気をよびこもう
アガパンサスは炎帝の夏にふさわしい。 太陽にむかってすくっとたつ潔さがいい。 スカイブルーの花の色が夏空に活きる。 関野亮のガラスに1本づつ。 3本で奥行きをつけると、 アフリカのサバンナの空気が漂う。
胡麻料理を<利休仕立て>といいます
北野勝彦の白備前は一個の徳利にも 窯変辞典のテキストになるくらい、 さまざまな表情があらわれて、見事。 胡麻、牡丹餅、焦げ。 専門用語だけならべると、食いもんの話みたい。 牡丹餅は焼くときに円く土を重ねておくと その部分
若き神々と出会う根来塗の器で
世沙弥では日常とはちがった時間を過ごしていただきたい。 誰かともに食事をする。 それはふりかえってみれば かけがえのない時間であったはず。 一期一会。 そんな型どおりのいいまわしの居心地が悪いなら、 コンヴィヴィアリテと
土器は、食う本能をかきたてる
飯盛る器は葉っぱがいい。 土器がいい。 食うことは原初からの本能。それならば道具も原初のものがいい。 縄文や弥生の土器がほしい。 川淵直樹の器とであった時、 「ああ、これや。これを探してた」。 野焼きの風合いが、飲みたい