世沙弥の三人家族は中国旅行を楽しみにしてたんですが、 中止となって、がっかり。 国際交流基金から 「日中国交40周年記念日本現代美術展」に 世沙弥コレクションである加藤泉さんの立体作品の 貸出依頼をうけたのは6月。 政治
カテゴリー: アート周辺
加藤泉 <ひとがた>を森に放置
加藤泉のひとがたが 森に横たわっています。 奥に全身2体。 手前には、顔だけが土中からでている ベビーの首がふたつ。 <六甲ミーツ・アート> 六甲の木を切って、加藤泉が制作。 六甲の森に放置してどう変化していくか? 茸が
石川九楊の書の謎解き
石川九楊。 書家として、たくさんの本も上梓されています。 単に、書のジャンルに限定しないで、 現代の日本を代表する思想家といえるでしょう。 文化にたいして根源的です。 姿勢がラディカルです。 そんなわけで、前前から九楊さ
利行のリズムとフォルム
~~利行のタッチは ひょろひょろしてるようでひょろひょろでなく、 へなへなのようでへなへなでなく、 形はでたらめのようででたらめでなく、 利行独得の澄んだリズムを持ち、 妖しく美しいフォルムになっている。~~ 洲之内徹さ
当代楽吉左衛門の、赤楽から焼貫まで
楽さんのお茶碗を見に行きました。 京都に楽美術館があります。 こちらは1978年に、楽14代覚入さんが創られたもので、 楽家450年、初代長次郎から歴代の名品茶碗をみることができます。 今回いってきたのは、滋賀県守山に1
野見山暁治エッセイの筆さばき
『ユリイカ』 最近は、俳句の世界に気持いい波風をおこした 特集がありました。 ある人の机の上に、8月号『野見山暁治-絵とことば』 がおいてあります。 なかのエッセイに<二枚の手>。 ・・・手だけの絵を今までに二枚描いてい
ジュリアーノ・ヴァンジの顔、顔、顔
ジュリアーノ・ヴァンジ やっと念願の立体に到着。 沼津の<ヴァンジ彫刻庭園美術館>。 イタリアの具象彫刻です。 素材もテーマもいろいろ。 この広々とした丘に空間と対峙し、また 空間をすりぬけ、いろんな人間の表情をみせてく
ボルタンスキー。ボルタンスキー。
メメント・モリ。 mement mori 死をおもえ。 ラテン語の宗教色のつよいフレーズは なかなかすっきりと、はいってきません。 かって藤原新也の本のタイトルにもありました。 「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」 死体
本橋成一写真展 『屠場』
本橋成一『屠場』~~ニコンサロンで写真展。 大阪、松原の屠殺場30年の記録です。 <死とエロス>の思想家といえるバタイユ。 「屠場は宗教の次元に属する。 現代のヒンズー教についてもいえることだが、 古代の寺院は、神に嘆願