蝉の声をきいた。 この夏はじめての声。 ああ、はじまった。 それが全くつづいていない。 はじめての蝉がおとといの朝だったか、 もう1週間になるのか。 記憶からあっさりと消えてしまって、 また雨ばかり。 ばさっときてはすぐ
篠崎裕美子と杉本ひとみに注目
『生まれたのかたち展』 「アート解放区」は6人の若手作家をあつめています。 陶芸のふたり、とてもいきのいい女性。 土とあそんで、格闘して、自分をぶつけて、 命をうみだしてゆく。 女性、ていうより女の子が命あるものを うみ
【タイム食句】 6・26~6・30
06/30 国家よりワタクシ大事さくらんぼ :摂津幸彦 ~~転がしてても節電にならぬ 06/2
あやめ、雀三郎、梅雨晴れのご陽気で
雀三郎さんの噺。 マクラはたわいもない。 もっと毒を吐きそうで、どこかで粋(すい)な てらいがあるんやろ。どこかシャイ。 いきなり派手なお囃しがはいって、 夕涼み難波橋上でのにぎわい。 上方落語が江戸落語より うかれ気分
よれよれ浴衣では入場禁止か
・旅客機閉す秋風のアラブ服が最後 ・孔子一行衣服で赭い梨を拭き ・寒晴やあはれ舞妓の背の高き 飯島晴子の俳句です。 民族衣装が眼にうかびます。 まさに<様々な衣装>。 セネガルの日本大使館に勤めていた友人と 飲んでいると
宇宙とは、紀元前の思想だったんですね。
宇宙。 宙は、そら。 ひろい空間のイメージがある。 宇が空間。 宙が時間。 そんな説明をはじめて聞いた。 往古復今、これを宙といい、 四方上下、これを宇という。 『淮南子』にかかれている。 この際だから、ついでに調べてみ
ぼうふらを食うめだかを放つ
れんこんをうえたのは4月末。 2か月がたった。 ほったらかし。 大きな葉っぱ。 露が丸まってころがる。 近くに寄ると、蚊にかまれる。 ぼうふら。 へえっ、ぼうふら。 感心していたが、なんだか 電信柱状態にこまかい虫がとび
【タイム食句】 6・21~6・25
06/25 みずをくださいなんとなくだるいですペットボトルの水をください : 加藤治郎 ~~気象学ぐずっぐずっの気分帯 06/24 蛍とび疑いぶかき親の箸
電車のホームで声かけられて
京都にでかける。 いつもはJRか阪急。 きょうの目的地は<みやこメッセ>なんで 京阪。 乗り換えの京橋で特急待ちホームにぼぉ~と立ってたら、 「ええべべ着てはりますなぁ」 すんません。きたないホームレスファッション。 T
漂流する『日本伝統工芸展』
『日本伝統工芸展』。 毎年恒例、とはいえ関西の百貨店の会場は、 三越からそごう、大丸、イセタンと毎年漂流しているような、 印象がうすいだけなんか、 実体も重みをなくしているせいでしょうか。 先日の21世紀美術館の『工芸未