タランティーノ『ジャンゴ 繋がれざる者』。 アメリカ映画の決め技を きっちり堪能させていただいた、という感。 イメージ的にはやんちゃで破壊志向。 さにあらず、極めて精密な脚本を書く優等映画青年。 フランコ・ネロが1シーン
桜隠しの蕎麦
・ちちははに桜隠しの夜なりけり : 宮坂静生 <桜隠し>は桜の季節に振る雪のことをいう季語です。 俳句関係の本をよんでいて、 突然木曾の蕎麦屋さん『時香忘』をおもいだしました。 ここのご主人があみだしたのが 『桜隠しの蕎
昆布出しは60度で1時間。
調理のコツは舌で覚えるしかない。 そういわれた世界も最近は温度、時間も きっちり数字で表す傾向に。 昆布のだし。 沸騰寸前に火を弱めて、2,3分でとりだす。 大方はこんな感じ。 ある昆布屋さんの社員さんが、 60度で1時
【 タイム食句】03・11〜03・15
3・15 子どもらの耳くりくりと洗ひしを手は覚えをりあさりを洗ふ : 小島ゆかり 〜〜烏賊のわたはずす指先にデジャヴュー 3・14 みなぎつて地獄を開く貝柱 : 竹岡一郎 〜〜朧夜な
地名 十三の由来は?
<十三>をじゅうそうと読めるのは大阪人だけでしょう。 朝刊に、地名の由来がかいてあった。 そういえば長い間住んでいて、 なんで?とおもったこともなかったが。 淀川の渡し舟のうちで、上流から13番目だった。 おおかた、そん
今年の名残、丹波で猪鍋
自慢やないけど、 猪肉はいろんなとこでよばれました。 胡麻栽培を日本全国の辺境の地で農家さんに お願いしてきました。 出雲の山奥、古座川の川上、けっこう 鉄砲撃ち の方は多い。 そんなこんなで、いのししのごちそうはよくお
グザヴィエ・マルテル著 『 JAPON 1945-1975 』
『 JAPON 1945-1975 』 〜UN RENOUVEAU PHOTOGRAPHIQUE〜 グザヴィエ・マルテルが2003年、 パリでひらいた写真展のテキスト。 東松照明から荒木経惟、森山大道まで、 日本の戦後写
十三公園の木蓮
十三のションベン横丁は火事で大変でしたが、 十三公園では木蓮が小便小僧のおちんちん状態。 わが学び舎の前が一番はやい。 昼すぎからサボりで抜けだしていた高校時代には全く気がつかなかった。 花どころやなかった・・・
【 タイム食句】 03・06〜03・10
3・10 陽炎より手が出て握り飯掴む : 高野ムツオ 〜〜三年たっていま手のひらに 3・9 ひとりきて「裸のマヤ」のまへだしぬけに口中ホワイトアスパラの味 : 花鳥佰 〜〜後口をウォッシュ