空海はほんとうにひとりだったんでしょうか? 在原業平はひとりではない、という説はよくいわれる。 さまざまな説話、歌物語の色好みの代表として業平の名前が 使われている。 また、政治戦略として一国をおとす色好み籠落作戦の集団
カテゴリー: セサミ日記
呑まれこむ。
呑まれこむ。 くたくたと沈み込むようで、この方に実感がある。 ときどき、呑まれこむ。 二日酔いはない。 だから、なんでもない。 膝がいたい。すりむいている。 親指が曲がらない。 その程度だ。当たり前やろ。 一日たってから
秋の食欲は、獣DNAの名残り
食欲の秋。 それはどうして、というお話。 月の輪熊もコブラもこうもりも冬眠します。 それに備えて、秋になると皮下脂肪をためておきます。 その名残り。 人間も獣だったころのDNAが騒いで、 秋になると皮下脂肪をためたくなる
へんな俳句。関根誠子さん。
・梨切つてはづかしいほど静かな家 : 関根誠子 恥ずかしいとおもうことが一緒の人は価値観が同じ。 この句、恥ずかしいほど静か。 秋の夜の澄んだ静けさ、みずみずしさがテーマ。 ふつうなら、しっとり、しみじみといった抒情が漂
野口英世の詩的な激情人生を想う
福岡伸一さんが今度はフェルメールがテーマ。 みずみずしい光がさしこんでくるような福岡さんの 散文詩ともいえる文章から、フェルメールの名前が でると、まさにぴたりともいえる。 しかし、ちょっと物足りない気もする。 どの著作
なにおもたか急に赤飯、炊いてます
急に赤飯が食べとなった。 天満の商売人の家では、 誕生日には赤飯とお頭つきの鯛。 紅白なます。これがお決まり。 赤飯ゆうても、正確には小豆ご飯で、 もち米やありませんでした。ケチでもち米は もったいないからか、母の無精の
『時香忘』の蕎麦のし棒は丸たんぼ
うどんは増殖開放型。 そばは収斂瞑想型。 蕎麦打ち師には修行僧の匂いがある。 瞑想派、荒行派、伝導派、ちがいがまた味にでる。 開田高原『時香忘』のご主人も蕎麦道を独りゆく、のおもむきがある。 蕎麦打ちの根源をみつめ、過去
一年ぶりのカレーに、紅の豚となる
カレーを一年ぶりに食べる。 ゴマ出張のとき、ミャンマーで連日カレーを 食べたけど、日本では機会がなかっただけのこと。 テレビの料理番組でのカレーレシピ。 15分間玉ねぎを焼く、というのにピンときた。 おとなしめのチリパウ
駒ヶ根は<ごますりかつ丼>を目玉にしよう
駒ヶ根には、ゴマメーカーの『豊年屋』さんがある。 高橋会長と<てる坊>で一献のチャンス。 駒ヶ根は市が企業誘致も熱心で誠意ありと絶賛。 街おこしに国産ゴマ栽培にも協力的。 市内の飲食店には、地元駒ヶ根産ゴマの製品を かな
ガラス窓も鏡も磨いたあとは、割らなあきません
一匹の大きな象が部屋の窓から外に出ようとしている。 でっかい頭と胴体は出ることができたのに、 なぜか尻尾 だけが出られない。 人間という一枚のガラス板が存在する。 キリスト者はガラス窓ととらえ、 禅者は鏡として捉える。