篠突く雨の篠山を駆け、鄙びた蕎麦屋へ。 たちまちに陽がさしはじめ、霧たちのぼる山々。 大阪谷町、硝子越しに銅座公園のみごとな 花見ができる場所からこの5月に丹波に引っ越し。 逃してならじ、追っかける。 蕎麦三品。 もりそ
カテゴリー: 蕎麦周辺
吉野で手打ちそば
古事記、日本書紀、万葉集 三つの流れが交差する水域から 吉野の上流へ。 そろそろ、蕎麦が食いたいアドレナリンが 瀧に負けないくらいあふれてくる。 手打ち蕎麦の庵についたら <お蕎麦売り切れました> 大丈夫。ぬかりなく予約
植木屋さん、ご精がでますな
植木屋さん、ご精がでますな 蕎麦屋にでかけて、この光景はうれしい。 みてるだけではやく蕎麦が食いたい。 梁の高い古民家、簾越しに風が吹き抜けて、 風鈴がちりんちりん。 きいてるだけではやく蕎麦が食いたい。 卓ごとにコンロ
<うろん>
うろん、 といえば六代目松鶴を思いだす。 うちの親父も、けつねうろん派の 最後の人やった。 <うろん>の看板に 胡乱なるケレン味をねらった親爺を つい連想するが・・・。 雅びともいいたくなる手の込んだ、 しかしさりげない
氷下魚。 こまい、うまい。
氷下魚。 こまい、うまい。 酋長御用達の蕎麦屋さんで 酋長イチオシの蕎麦前のアテ。 なんじゃこれ 酒は奈良の春鹿。 なんでもない蕎麦味噌のなめらかさと 後口にかすかに忍び攻め上る山椒の加減、絶妙。 インディアン嘘つかない
冷やし梅おろし
冷やし梅おろし おそらく母が嫌いだったんだろう。 子どもの頃、食卓に梅干しをみたことはなかった。 お正月、小さな椀に結び昆布と一緒に小梅があって、 白湯を注いでお雑煮の前に食べさされた。 ちゃんと梅もかじっとかなあかんで
生粉打ちで鱧天
蕎麦をササッとだけのつもりが <鱧の天種>なんて目に入ってしまった。 蕎麦の品書きを開くと 〜〜もり・さらしな・生粉打ち〜〜 この三種類の書き方をする店は あるようでない。 生粉打ちで鱧天、 酒は<坤滴>、伏見の純米。
<胡麻豆腐>と<水なす>がふえました。
蕎麦は<ざるそば>のみ。 酒肴は<そば焼き味噌>のみ。 究極の禁欲。これでスタート。 酒肴に<自家製かまぼこ>がふえました。 まだ禁欲的。 最近<胡麻豆腐>と<水なす>がふえました。 たぶん、ここで踏みとどまるはず。 蕎
<醤ぶっかけ>
<醤ぶっかけ> 伊勢うどんの食感はマイナー系嗜好にはたまんない。 そこにこの<醤>、 もろみ感むきだしの縄文センスはツワモノ。 残念ながら、酒がない。 伊賀の<蹲る>を酒器にして三年古酒でこのうどんを すすりたいところだ
<ポテざる>の正しい食べ方
<ポテざる>は鴨せいろの王座を脅かす 正統派の流れを汲むものであり、 当然正しい作法にのっとって 頂戴しなければならない。 蕎麦前となると日本酒がほしくなるところだが、 十三駅においてはアサヒの中瓶のみ。 フライドポテト