『薔薇十字社』という出版社があった。 マイベストブックの塚本邦雄『悦楽園園丁辞典』や 澁澤龍彦の本をだしている。 『薔薇十字』とは、錬金術、占星術をはじめとする 17世紀の思想だけど、ようわからん。 この影響をうけている
フライドチキンは奴隷料理
白人農場主が捨てた鶏の手羽先や足の先っぽ、 首なんかを黒人奴隷たちはディープ・フライに。 『被差別の食卓』 日本の<あぶらかす>から世界の被差別の民が つくりあげた食をたずねる旅。 被差別民<ジプシー>は、ハリネズミを食
”口笛”世界チャンピオンの演奏
儀間太久実さんの口笛を聴きました。 ボーカルそのものを人間楽器とはいいますが、 口笛はとてもわかりやすい楽器ではありますね。 15人ほどが集団で音を安定して発する練習を しているのも聴いたが、比較すれば儀間さんの 技能が
島ごとにつたわる怪しき儀式
少数民族のきえていく言語を文化として守る動きがある。 日本でも、やっと方言を生かす動きに変わってきた。 島ごとに言葉がちがう。島ごとに酒の飲み方がちがう。 夜通しでおとこらは怪しき儀式にふける。 地元の人たちとそんな風習
巨大蝉が襲いかかるジュラ紀の島
大きな島からちっちゃ島へ。 ゴマ畑に立っていると、呪いのうなり声を発しながら こぶし大の飛行物体が空中戦さながらに飛び交っています。 恐怖にたちつくすだけ。まるでジュラ紀の3Dの世界。 蝉でした。巨大な蝉です。 地元の人
少年の胸を貫通する魚「だつ」
ゴマ栽培も中盤から後半へ。 大きな島から小さな島へ飛行機をのりかえて。 青空に雲がむくむく湧いています。 島ごとに雲がちがいます。 海も透きとおっていて、 うみへびか太刀魚のような魚がみえます。 夜、海中で懐中電灯を照ら
鰻重やマツコデラックス寝返る/玉庵
食句塾の席題「鰻」。 巨漢の寝返りに感じる、重量感や暑苦しさ、派手、 豪華、黒づくめが鰻重にピタリ重なって高得点。 単なる寝返りでは、おもろうない。 オカマを軽蔑する人種や逆にゲイにすりよる連中には、 いつでも堂々と寝返
『なんじゃろ』という名の洋食屋
ちょっと名前がまちがってるよ、っていいたくなる。 ご主人とおぼしき人物は若い頃から洋食に惹かれた、 というような粋で品格がある。ベタな名前をつけるタイプでは ない、とすれば<なんじゃろ>というのは何か別の意味が あるのか
『麗子』は小磯記念美術館に登場してます
<麗子登場!>のコピーをみて兵庫県立美術館の方に いったら、”1点しかない、サギやないか”となります。 六甲アイランドにある美術館にまわれば 『画家岸田劉生の軌跡』で麗子を堪能できます。 麗子は、口元にモナリザの微笑みを
耳の穴から手ぇつっこんで
奥歯ガタガタいわしたろか、ちゅうギャグを 懐かしく思い出した『アウトレイジ』。 この中華料理屋の親父の耳に箸を突き刺すシーンは てなもんや三度笠のギャグ。 歯医者の診療台で口腔をドリルでえぐるシーンと そのあとの石橋蓮司