雨傘を頂戴した。 米田正一商店。 大阪は船場久太郎町の傘職人。 ここの傘は握り手から立派な木彫。 日用品というより、工芸品。 酔っぱらっては傘を忘れてるようでは、 こんな立派な傘をもってはいけません。 そうですよね。 猫
アール・ブリュットで解放のドア
『アール・ブリュット』~兵庫県立美術館。 なんのこっちゃ。 デュビュッフェがいいだした <生の芸術>というカテゴリー。 美術教育とは一切関係なく、 精神治療のなかで描かれた絵。 裸の大将の山下清がわかりやすいでしょう。
亭主ほったらかした女たちの活躍
抜水みどりさんから10年ぶりに お電話をいただいた。 子供の手もはなれたので、 亭主はおいといて、ひとりシンガポールで 食関係のビジネスをやってる、という。 いまや、シンガポールはアート立国というか 日本よりはるかに芸術
加藤泉のはるかなる視線
コム デ ギャルソンのアートスペース『Six』で 加藤泉の「はるかなる視線」展。 『悲しき熱帯』のレヴィ=ストロースですね。 人類創生の悠久の時間のサイクルで、 ヒトをみるめる。 自分は<いま存ること>をちょっとかんがえ
江戸の<いき>、上方の<すい>
やぼったいね。 その逆は<粋>。 酔を、江戸は<いき>とよんで 上方は<すい>といいます。 落語の高座で米朝さんがよおゆうてはりました。 なんとのお、わかるんですが、実のところ その違いはなんなんでしょう。 粋はお江戸吉
玄関から、ええっ?おおっ!草間!!
なんじゃぁ~ 自転車で走ってて、これにおどろけへんかったら 逆におかしい。 草間弥生の水玉やんか。 知ってるから、うれしい。 知らんかってもたのしい。 それが草間弥生の永遠の元気。 ここは個人のお家。 玄関のインパクトも
満田健児の包丁
まだまだ体感は寒さがあっても気分は春待ち。 牡蠣から貝のシーズンにはいります。 料理は見た目も、荒波からおださやかな光あふれる潮へ。 『桜会』の料理をたべたくなりました。 蛤の一皿には、蛍烏賊も戯れ、 こごみのあしらいで
白魚の一夜干しでお酒をいただく
阿波座のとある割烹で、 白魚の一夜干しがでてきたのには、 おどろきました。 ご主人のお手製。 あの小さな目ん玉をつないでいくいくんですから。 あの美しく透ける生き物を串刺しにするんですから。 ギュッと、味が凝縮しています
三原康裕の「SOSU」は素数
世沙弥でフロワサービスの服装。 丸山正、三宅一生のときもありますが、 最近はおとなしく業務用コック服。 あきてきたので、新しいものを。 三原康裕をたまたま発見。 刺激的なファッションです。 「SOSU」。 素数から名前を
『眼球譚』の少女と出会う
<カラー診断>をうけました。 肌の色で判断するようです。 黄色っぽい>>暖色系 赤っぽい >>寒色系 蠟梅みたいな気持ち悪い不健康な奴は オレンジ。 高血圧で年中赤ら顔は、パープル系。 その程度のことでしょうね。 瞳の色