創作料理　世沙弥

フニャ魔羅のごとき極太麺。タレは悲劇的暗黒。見ただ けで喉が痙攣。おそるおそる口に。うんま〜い。ふぬけ たフリをしながらふところ深い麺、見た目に騙されては いけない奇跡のつゆ。たまり文化と濃厚出汁の傑作融合。 （伊勢うど

社員旅行。オーケー高橋の市川右太衛門で盛り上がる宴 会に古座川から谷さんご夫妻が参加。鉄砲の使い手であ るご主人、猿が集団で現れるのできのうも一匹射抜いた という。奥様は南方熊楠直系の生物学者、実に頼もしい。 （古座川・

サントリー”男の絶頂はさらなる高みへ”。このコピー、 弱小企業だったら警告対象にならんのかなぁ。和田萬の 『三元弾』も朝勃ちアピールしたいんやけど品格が邪魔 して遠慮。ごま若葉でももうじき精力成分発表しまっせ。 『窓際Ｏ

東西名人会。上方から八方と中堅二人。おとぼけの三喬、 お人好しの文三。ええ顔でええ味の歳。好きやし、もっ と化けてほしぃな。三喬さんのマクラ、風俗批評がある んやけど視点ボケ。落語は漫才消耗品より安全地帯やね。 （第１２

機関銃の弾送りの構造が似ていることから発生した都市 伝説。ホッチキスは米企業名。日本は『マックス』が独 占。その三井田社長＜ローテクは他のハイテク企業があ ほらしくて撤退していくから自然に生き残るんですよ＞。 『マックス

繁昌亭で鈴木美智子の都々逸。新企画はイラストを背景 に映し出す趣向。大股開きのあぶないショットを清潔な 線で仕上げてある。男と女の秘め事しっぽりの都々逸が 鮮度アップ。都々逸は世界共通の下ネタ。もっと過激に。 （中川学）

添削は作者の意にそった形でするもんだが、春樹宗匠の 脂ぎった個性でバッサバッサと大鉈。これが魅力的に仕 上がるからさすがのカリスマ。ゲストでは漫画家の高橋 春男が抜群のセンス。「チンピラの一人玉突く除夜の鐘」。 （本）h

『焼酎でっせ』。２９の蔵元のふろくに＜大阪的ええも ん＞で出店。割烹、居酒屋の元気オーナー、食のプロは 決断が早い。金の雫、金ごまペースト、即完売。焼酎ロ ックの３時間。九千円の参加料が品位守れる客層ライン。 『焼酎でっ

河内長野でシンポジウム。Ｂ級グルメや地方ゆるキャラ。 観光の視点も変わる。大学観光科を足場に李さんが＜も のがたり観光＞というテーマで学者からマスコミ記者を 巻き込んでの企画。ラストに白幡洋三郎会長の提言あり。 ＜ものが

ちょっと言い出すきっかけ無くて、つい。それで今まで きてしもたんやけどこれでええんかなぁ。多かれ少なか れ偉人も天才も他人からみたらすごい生き方してるみた いやけどおおかたは、なんかの拍子で生きてるんやろね。 西川美和監