「北新地で肉でも喰おか」 ぎくっ。 すぐに思い浮かんだのは『牛寶』さん。 カウンターでたべる牛のホルモンは 獣の野性味をこれでもかとみせながら、 調理する人間の知恵と洗練を見事に演出してくれる。 とはいえ、高い。 これは
カテゴリー: 食べ歩き周辺(食材・お店)
トマト蕎麦のおいしい季節です
フルーツトマトのシーズンです。 トマトが夏の季語になっています。 身体をひやすし、漢方医食同源でみても 夏のものとおもいこんでいます。 だけど、トマトのおいしいのは、 気温がまだ低く昼の時間が長い春と、 気温が下がり始め
アスパラは香川にかぎる
マティーニについてるオリーブのピクルスは ついクセになって、このためにおかわりをしてしまう。 ピクルスの胡瓜は日本の胡瓜ではできない。 水分量がちがう別の品種でしょう。 フランスのピクルスがすっぱい、といったら アメリカ
満田健児の包丁
まだまだ体感は寒さがあっても気分は春待ち。 牡蠣から貝のシーズンにはいります。 料理は見た目も、荒波からおださやかな光あふれる潮へ。 『桜会』の料理をたべたくなりました。 蛤の一皿には、蛍烏賊も戯れ、 こごみのあしらいで
バラフ、ロマネスコ、インカのめざめ
野菜の時代。 浪速伝統野采、京野菜、加賀野采。 源助大根、万願寺唐辛子なんぞ、名前だけでも うまそう、いやうまい。それにそこらへんの市場でも 売ってるようになった。 西洋野采の成功派はアイスプラント。 バラフであちこちみ
中国の逞しいパロディネーミング
牡蠣の季節。 産地で食べるんやないから、 軽く焼いて食べるのが好み。 ポワレといおうがムニエルとかっこつけようが、 ごく簡単に粉ではたいて、表面カリカリと。 要はたこやきとおんなじ。外はカリっと、中とろ~ん。 市場で買う
豚トロでソーセージをつくってみる
ソーセージをオリジナルでつくってみる。 腸なんてつかわずに、ラップで簡単。 豚バラ、豚トロをたたいてみじん切りに。 ハーブはいろんな種類を。 にんにくも忘れず。 塩と砂糖。 これで一晩冷蔵庫でおねんね。 これをラップでソ
マグロ初競り、5600万円
まぐろ初せり、5600万円。 縁起もの。 歌舞伎界か相撲界のタニマチか粋筋が ご祝儀つけたもんなら、ああそれはよろしいな。 回転寿司の宣伝利用が見え見えでしらける。 しかしながら、去年まで3年連続で 40歳代の中国人だっ
「インカのめざめ」に目覚める
「インカのめざめ」というお芋さんがある。 ネーミングが抜群。 味も栗のような風味があるし、なによりも 黄色が濃いので、おいしそう、と声がでる。 天満市場の加藤青果さんで仕入れるが 量が少ないので奥に隠してあって、声をかけ
ほたるいかは、湾内に限る
のれそれがそろそろお仕舞いになって、 駿河湾の桜えびと富山の蛍烏賊がではじめてる。 おのれの肉体から光を発する。 神に選ばれしもの。 春の訪れとともに、その生き物を 口に運ぶことは畏れおおくはないか。 光を発するのは、敵