関東は鰹。関西はプラス昆布。これでだいたい出汁 の話はかたずく。おもたらちゃいまっせ。 まず昆布。大阪は真昆布。京都は利尻。 昆布は利尻が最高でっせ、なんて通の顔して のたくっとったら、空堀の土居さんに怒られます。 真昆
カテゴリー: セサミ日記
『零歳の詩人』の第一歌集
楠見朋彦が歌集『神庭の瀧』を上梓。 『玲瓏』の結社仲間であるが、かれはすでに 芥川賞候補にもなった小説を数編を書いている。 処女作である『零歳の詩人』。 煮え滾る言葉の氾濫で旧ユーゴの内戦下の世界を えぐりだす才能に驚嘆
あらためて<人形>のすごい奥行き
『ふでばこ』22号。 人形作家、林駒夫先生から直接頂戴した。 今回のテーマが<林駒夫の歳時記>。 1年以上にわたる追っかけ取材で、 人形にかかわる日本人のこころと 日本文化の美しさをこまやかに雅に くりひろげてくれる。
『隆平そば』で<五観の偈>
『隆平そば』は懐石コースだけ。 席につくと<五観の偈>がおいてある。 最後には、箸袋がでてきて「典座教訓の三心」 大心、喜心、老心、とかいてある。 まぁ、禅修行としての蕎麦食いですな。 まんなかあたりで、<粗挽き焙煎そば
紅葉狩りの恍惚
紅葉狩りへ。 悪友から自宅近くにすばらしい紅葉があるとお誘い。 京都の上桂から浄住寺の方へ。 ちかくには、苔寺、鈴虫寺と観光名所があるが、 すこし道をはずれただけで、そのあたりはさりげなく 散策するのはもってこい。 紅、
『オーディション』DVD、やっと観ました
キリキリキリ・・・怖いでしょう? キリキリキリ・・・痛いでしょう? というコピーは幼稚すぎて 三池崇史監督の国際的に評価の高い サイコホラーにしては、可哀想。 キリキリなんですね。 『ぼっけぇきょうてえ』でもホラーの 極
美術より美術館がおもろい
ロン・ミュエックが観たくて、金沢21世紀美術館に いったのは2年前か。そのときには美術館に関する 知識はなかったが、建築のおもろさ、快適さは遠方まで でかける価値はあった。 『美術館をめぐる対話』をよむと、青森がいまおも
『あしたの箱』というへんてこなギャラリー
場所は天下茶屋。住宅街に<ブリキ玩具資料室>の 看板。ギャラリーとして企画展もしてるようなので おそるおそるのぞいてみる。 2Fには人間よりどでかいブリキのおもちゃ。 本業の玩具製造から枝葉のネットワークでおもろい アー
松木庄吉という彫刻家がいた
仕事がらみで一人の女性が来訪された。 彼女の父は松木庄吉といって、福井のおおい町に 『松木庄吉美術記念館』があるとはなしはじめた。 ごく簡単なパンフレットの片隅の写真をみただけでも その彫刻に魂が宿った迫力を感じた。 3
<老いのとも>という和菓子
400年つづいてる松阪の和菓子をもらった。 老いのとも、なんてきくと、ちょっと抵抗あるよね。 『老伴』といって、白楽天の詩の言葉とか。 いつまでもつきあえるという幸福と長寿の縁起もの のようです。 最中と羊羹が合体したも