マーティン・クリードのインスタレーションをみる。 みる、やのおてこの場合は体験するか。 でも、体験はシンドイ。もぅちょっと軽く、体感かな。 広い真っ白な空間の天井に小型照明がならび、 5秒ごとに点滅をくりかえす。それだけ
滝口和男の象の鼻は上向きです
象のコレクションをしている。 名前が大象だから。 けんぞうさん、とみぞうさん、 象にご縁を感じて象コレクターになるようです。 滝口和男さんの作品は 無邪気な童話の世界をくりひろげています。 象もいっぱい登場します。 鼻が
お嬢様ベッドでお化けのはなし
・夏のはじめに男一人を調伏せり なびく白蚊帳天衣のごとし : 塚本邦雄 血を吸うのはメスだけ。オスは吸いません。 蚊帳はなにも消え去った日本だけの暮らしの道具 ではありません。 クレオパトラも愛用した。奴隷も愛用した
夏やのに、幽霊すくのなった
志の輔の『抜け雀』を聴いた。 このネタは談春の方がむいてるとおもうけど、 よけいなお世話。 絵に描いた雀が飛び出す。 上手の絵をほめるパターンやけど、 絵画の世界では、 描く前から<だまし絵>を狙う型もよくある。 エルン
啄木のローマ字日記をネットで読む
石川啄木のローマ字日記も ネットで簡単に読める。 西村賢太のおもろさに通じるもんがある。 『短歌研究』8月号。 舞台『ろくでなし啄木』をみて、というサブタイトルで 森井マスミのエッセイが載ってます。 観劇コメントは短歌雑
刺身のツマの莫大海、わかりますか?
お造りのツマに莫大海がちいちゃいサイコロ状に 添えてあったるすると、刺身そのものの鮮度まで よおなってくる。 この<莫大海>を知ってる料理人もすくのうなってるでしょう。 刺身のつまの代表は大根のケン、ほかに莫大海、水前寺
深夜テレビの萩原健一に
中村美律子さんの25周年記念公演。 楽屋見舞いをもって新歌舞伎座へ。 和田萬の胡麻菓子でご縁がありまして。 演歌歌手の舞台も伝統芸能の能舞台も どちらも大衆性が必要条件です。 能の前半、長い長い退屈な謡の部分は 歌手のき
喜雨でグングン胡麻畑
ひと雨ごとに胡麻がぐんぐんのびる。 この時期の雨を<喜雨>、ほんとに 生きるよろこびの実感がわいてくる。 国内で胡麻栽培をはじめて10年近く。 去年からごま畑オーナー制度で、お客様ファミリーも 種まきから収穫まで、参加し
和田萬次郎の名前を代々襲名したら?
三枝が六代目文枝に。 勘太郎が六代目勘九郎に。 ふしぎなもんで、 べかこが南光に、 朝丸がざこばに、 あんときには、坐りよおなかったけど、 今ははまってます。 落語、歌舞伎、能、茶、花、舞踊と 家元襲名はゾクゾク、レンメ
祇園祭の桟敷には、20歳の義満と15歳の世阿弥
増田豊春先生の能面展。 といっても、これは生徒さんの作品展。 といっても、すべて完成度の高い能面で 30面ほどがずらりと並ぶと壮観。 1枚の木に眠っていた1人の女の微笑みが ほりおこされるようで、官能きわまりない。 ほと