2月に<人間国宝さん>のテレビに出て以来、 行列のできる蕎麦屋になったのに、あっさりと信州へ お引っ越し。潔い。 蕎麦屋仲間の8人で最後の蕎麦談義。 いまや超ビッグになった、木曽の『時香忘』さんが 全く無名だったころに、
カテゴリー: セサミ日記
志の輔、文楽劇場で
入場しても当日の演目がわからへんのです。 はなしはじめると、ああ、最初のネタは新作やとわかる。 フランス大使が田舎町を見学する珍騒動。 官民のちぐはぐな集団心理は、志の輔の得意とするところ。 なんか、映画にもなったネタが
”CONVIVALITE” という言葉
『コンヴィヴィアリテ』。新町にあります。 そのフレンチのお店にいったことをおもいだした。 とてもおもてなしのこころのある印象が残っている。 どういう意味ですか? ・・・ちょっとつかみにくいニュアンス。 玉村豊男『食卓は学
“大いなる辺境”の芸能
<能の音楽>をテーマに内田樹が語る、となれば 大いなる興味がわく。 学生時代に金春会のクラブに所属し、 40代でも、金春穂高先生に謡と仕舞を習った経験を もちながら、いつも爪先でお風呂の湯加減をみる程度で もう風呂からあ
仁左衛門の凄絶な殺し
『盟三五大切』 仁左衛門が凄い。 歌舞伎がおもろい。 むごたらしい殺人シーンが延々と続くが、 歌舞伎の型が残酷を昇華して、息をのむ 美学に変わっていく。 かぶく役者の命。 南北そのものが、エロあり、笑いあり、グロあり。
”桜隠しの蕎麦”を打つ『時香忘』
植田塾の企画。ご主人の高田さんが実演。 さらしな60%、蕎麦の実を割ったもの40%。 透明な白い生地に蕎麦の実が雪の結晶のように みえかくれする。 越後地方では、花の頃、季節外れにふる雪が 桜の枝に残って花をかくしまう。
直島・護王神社:光の階段
杉本博司の設計。 変哲もない田舎の社である。伊勢神宮のミニチュアか、程度の感慨。 白砂から本殿に上る階段が硝子でできている。 それもアイデアやな。 もう足は次のアートにむかおうとしていた。 管理しているスタッフがぐるっと
はじめて直島へ
初めてである。ここは年々進化、深化していることを改めて知る。 次々に新たな美術館が建設されている。 しかも、評価の定まったものではなく、21世紀の刺激的な 現代アートに集中しているのが魅力的だ。 おもろいアーティストの作
ふくらみきって恋猫は四次元へ : 主水
食句塾 : 兼題=するめ・次 席題=馬 *俳句も短歌もツイッター以後つぶやくだけで ほうりだしている。 詩の形式から受ける恩恵を大切にしようね。 ・水仙の香に息づまり離村次ぐ : 翠胡 可憐な花の咲き乱れる自然が残る村。
大阪料理の神髄は<始末>
始末せなあかん。親父の口癖でした。 節約。ケチ。たいがいそのへんまでの回路で、 <始末の料理>の精神をうまいこと説明でけへん。 始末とは、始めと終わり。つじつまがおおて、 そろばん勘定ができていること。 安い魚でも食べら