花火の興奮冷めやらぬ『世沙弥』に ギタリスト古川さんがアコースティック1本で登場。 真夏の夜のライブは、ふるえるような旋律ではじまった。 たちまちに、銀河から清涼な風がまいこんだようになる。 10人だけにとどくギターの響
漆の獣性を帯びた挑戦
漆は伝統工芸のなかでも完成度が高いジャンル。 禁欲的であり、容易に変容を許さないムードがある。 それが、亀谷彩の手にかかると、たちまちに野性味を 帯び、胸騒ぎのするアートとなってたちあがってくる。 『ハレノグ』。ハレは祭
大震災かやくざ抗争か 淀川花火のド迫力
いきなりの地響き。それが花火のはじまり。 ここ『世沙弥』には、花火が襲いかかるようにふりくる。 己の尻から噴き出して、眉間jをつきぬけた錯覚。 その迫力は、からだとこころを奮い踊らせる。 天満の子やから天神祭の花火を橋か
ジヨットの絵から抜けだした矢野太昭さん
矢野太昭さんは硝子のほかにフレスコ画も描いている。 その先入観をなしにしても矢野さんはまるでジヨットの 絵の人物のようだ。 作り出す硝子もいままでみたことがない古代の浪漫と風雅 を醸し出している。 硝子技法はきいてもわか
無意識の「渡辺篤史の建もの探訪」
チャンネルをセカセカ変えてると偶然やっている。 ついみてしまう。それがタマのことだから、 放送はとっくに終わって、BSで再放送だけしてるのかと おもっていた。 万城目学『ザ・万遊記』では、彼がどんなに 「渡辺篤史の建もの
日経の歌壇はめちゃおもろい
新聞歌壇を読むのは、まぁマイナーでしょうが、 不思議となくならないのは、それなりに。 とはいっても、興味をもって読むのはつい最近、 穂村弘が選者になってから。 穂村は、創作より、批評より、エッセイより、 この新聞選者であ
いちじくがではじめた。胡麻ペーストで食べよう。
<無花果>と書きます。不思議さも加わっていいですね。 花は果実の内側にあるそうです。 8月がはじまると、いちじくが並びます。 胡麻ペーストの相性でいえば、 一にいちじく、二に柿、三にはマスカットかなぁ。 8月にはいって、
シェフのルーツがわかる『ふれんちん』
スカパー<食チャンネル>で目にとまったフレンチ。 『ふれんちん』に早速いこう。場所は辺鄙なところ。 ”隠れ家”風はいまどきのキャッチフレーズだが、 ここはおじいさんが製麺所をしていた場所で、住居は そのまま活かしてある。
胸腺腫瘍なら、遠くても<柴田諭>先生
家人がPET検診で腫瘍を発見。 胸腺なら骨も切る開胸手術と診断される。 セカンドオピニオンを府下トップ病院にうけたが、 同じ判断。家人が苦痛の少ない内視鏡をのぞむので ネット検索で<柴田諭>をさがしあてた。 『東広島医療
<ゾンビ>ものは、うけますね
111歳のお爺ちゃんが実は30年前に死んでいた。 ここ数年、長寿日本一を発表しなくなったのは、 <実は・・・>。 この事実が全国あふれるようにあることを国としても わかってるねんけど。 こんな日本の社会そのものも『ゾンビ