空海。魅力的な男や。 弘法大師というと、にわかに説教臭おなって リアルな人物像が褪せる。 高野山大學の生涯学習講座なるものに初参加。 高野山といえば、いろいろ縁がある。 健康に<食べる炭>がええ、とかのブームがあった5年
ベルメールが蘇ってきた
ベルメールのことを知ったのは澁澤龍彦の本だった。 幻想美術館、みたいなタイトル? 本棚をさがしてみた。いつのまにか、澁澤の本も減ってる。 『血と薔薇』も大切に保管してたんやけど。 桃源社『澁澤龍彦集成』が5巻残ってる。
蝙蝠頭を握り手に彫りこんだステッキ
お世話になった大先輩に御礼に何がええやろ。 ふとおもいついたのが、ステッキ。 英国紳士のステッキは粋。とはいえ日本では 老人用の杖。 ボルサリーノの杖をみつけた。 軽い。色もいい。 花菜風の色調のステッキを選んだ。 あた
・波打っていびつな春の大縄跳び
短歌や俳句になにができるか。 地震のあとに問われること。 がれきをとりのぞく太い腕が信頼できることも 一篇の詩があしたの希望をいだかせてくれることも 声高にいうこともない。粛々と。 俳句は役にたたない。無駄なこと。それで
現代芸術のむだ話はおもろい
現代美術。立体、パフォーマンスまで境界がなくなってるんで、 大雑把な感覚でおもろがってるのが、ええ立ち位置でしょうか。 先月バルセロナ現代美術館をのぞいた。 堂々たるミロ美術館、ピカソ美術館などがある街の現代アート だか
浜田英輔の『桜花鍋』を堪能
道明寺は尼寺。 先日、縁あって庵主様と親しく話をさせていただいた。 肌もつややかで慈しみあふるるお顔。 気さくな人柄と深い信仰心がうかがえました。 道明寺といえば、和田萬でも製菓材料として商っていた。、 桜餅につかう粉と
もっと気楽に歌仙であそぼ
本日の世沙弥のお客様は歌仙の会。 半年ごとのペースで、すでに何回か。 私はメンバーではありませんが、懇意にさせていただいているので、 発句のあとの脇だけ参加。 おかげで格調がさがったようで、ごめんなさい。 歌仙や句会のお
焙烙は持ち手の筒からゴマをだす
椿をさすのに、なにかと探して、 ほうろくに活けてみる。 ほうろくは焙烙とかく。ゴマを焙煎する道具である。 すり鉢ですら家庭から削除された日本のキッチンに焙烙は幻に近い。 わかりやすいところで、ぎんなんを煎る。お茶の葉を焙
ほたるいかは、湾内に限る
のれそれがそろそろお仕舞いになって、 駿河湾の桜えびと富山の蛍烏賊がではじめてる。 おのれの肉体から光を発する。 神に選ばれしもの。 春の訪れとともに、その生き物を 口に運ぶことは畏れおおくはないか。 光を発するのは、敵
『枝雀・らくだ』を聴きたいなぁ
枝雀嫌いは多いと思う。 緊張と緩和、と唱えるのもエラそうやし、 根はまじめやのに派手な演技してるんが みえみえで痛々しいし。 死んで10年。どうしても気になる。 3月はじめに、テレビ録画『枝雀寄席』から選んで劇場大画面で